このエントリーをはてなブックマークに追加

西村優菜のスイングは… 桃子&遼のスパイスがふんだん!【大江香織の美スイングがお好き】

2020年の活躍が期待される“若手のホープ”のスイングを、自身も昨年までレギュラーツアーで戦っており、「ほかの選手のスイングを研究することが好き」と語る大江香織が解説。今回は昨年のプロテストに合格した西村優菜。

JGAのナショナルチーム出身で、2000年生まれのプラチナ世代・西村優菜。アマチュア時代の輝かしい実績をひっさげ、昨年11月のプロテストに一発合格した。ファイナルQTでも21位に入り、今季前半戦の出場権を勝ち取った。

身長は150センチと小柄だが、切れ味のするどいスイングで結果を残してきた西村。そのスイングの基礎は、諸見里しのぶ、吉本ひかるらを指導している中島敏雅氏とともにつくられてきた。

今回、大江が西村のスイングを見てまず最初に、「上田桃子さんにそっくり!」と言った。その特徴については「アドレス時のスタンス幅が広めで、重心が低い。下半身と上半身の捻転差がしっかりとつくられ、パワーもたまる。体重移動をうまく使うタイプで、体は小さくても飛距離も出るスイングですね」と話し、ルーキーらしからぬスイングに目を見張った。

さらに、上田だけではなく、もう一人似ているプロがいると大江はいう。「(石川)遼くんのスイングにそっくりです。ダウンスイングの途中からインパクトまでのヒザの感じなどはすごく似ています」と、親交のある石川のスイングにも共通する部分があるという。

「ダウンスイング以降で腰から下は左に回転しているけど、肩は開いていない」。上田桃子と石川遼という男女の一流スイングにも通じるスペック。19歳のルーキーながら、このスイングを武器に初優勝を狙う。

大江香織(おおえ・かおり)/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と2020年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>