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渋野日向子の渡米時期は不透明 畑岡奈紗は緊急渡米、コロナウイルス感染拡大の影響

開幕2連戦が中止となった国内女子ツアー。渋野日向子にとっては、中止となった米国女子ツアーのアジア2連戦を含め、いまだ開幕ができない状態となっている。

2月に開催されるはずだった米2試合の中止を受けて、当初欠場を予定していた「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」に主催者推薦で出場を決めたが、こちらも中止。多くの選手が異例の事態に困惑する中、渋野にとってはここからの数週間も難しい判断が迫られる。

当初のアジア2連戦から日本開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に出場、1週空けて国内2試合に参戦ののち、今月末には渡米し海外女子メジャーの「ANAインスピレーション」に出場する予定だったが、コロナウイルス感染拡大の影響をさらに受ける可能性が出てきた。

昨晩日本政府は中国、韓国からの入国者に指定場所での2週間の待機を要請することを決定したばかり。米国も入国拒否や日本同様の待機要請を出す可能性も出てくるため、入国を早めるかどうかという選択を迫られる可能性も出てくる。2週後の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」は渋野にとってスポンサー契約をする大会。開催の可否は発表されていないが、開催となれば出場するのが自然の流れだけに、厳しい選択が迫られる。

渋野同様、米ツアーアジア2連戦に出場予定だった畑岡奈紗は、関係者によると来週渡米の予定だったが急きょ早めて本日米国に飛ぶことを決めた。カタールで開催の欧州男子ツアーでは、感染が拡大しているイタリアから渡航した同国選手が出場できない事態に陥るなど、世界的にコロナウイルスの影響が選手を悩ませている。

ウイルス感染の拡大による入国制限、大会開催の可否と不透明な状況が多いが、出場義務試合数なども考えれば、今後のシーズン日程にも大きな影響を落としかねない事態。「東京五輪」出場からの金メダル獲得を目指す渋野にとって、自身の開幕戦が海外メジャーになることも予想される。現在は青木翔コーチのもとで練習を重ねており、まずは万全の状態をキープすることに注力する。

<ゴルフ情報ALBA.Net>