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“新生” 勝みなみ 遅れた開幕に向け、いま何をする?

コロナウイルスの感染拡大を受け、開幕が遅れている国内女子ツアー。先が見えない中でも、女子プロたちは準備を進めている。

昨年2勝を挙げ、海外メジャーにも出場した勝みなみは、開幕を待ちつつ都内のジムでトレーニングを行い、練習場でスイング練習を行うなど、最終調整に入っている。今後はコースで実戦練習を重ねて、“開幕”に向けて調整していく。

本来であれば今週は開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」、来週は自身の所属先が冠スポンサーとなった「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」が行われる予定だったが、ともに中止。勝の地元、鹿児島県で行われる第3戦の「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」も開催可否はまだ発表されていない。今はまず、できることを黙々と行うだけだ。

「ダイキンが中止になって、さらに2戦目の明治安田生命レディスも中止となったのは残念でした。2戦目はホステスプロでもあったので、とても楽しみだったし、いいプレーをして期待に応えたかったのですが、コロナウイルスの状況もあるので仕方ないです。また次回の時に頑張りたいと思います」

今年からホステスプロとして出場予定だった明治安田生命レディスの中止には肩を落としたが、1年間の長い戦いを見据え、スイングの課題修正やそれに伴う体の動きや強化を地道に行う姿勢は変わりない。

「今はどうしてもインパクトする際に右足体重になってしまうので、それを矯正するトレーニングとスイング練習をしています。左足に乗れずにインパクトして右に飛び出してしまうので、それを矯正するように去年から取り組んでいます」。年末からは新たなトレーニング法なども取り入れつつ、これまで以上の結果を求めていく。

2017年のプロ入りから、ツアーフル参戦3年目。アマチュアでの優勝を含め、ツアー通算4勝。昨年も2勝をマークしているが、勝利数の上積みは視界に入っていない。「今年の目標はツアー1年間で『戦い切ること』。確かに去年ツアーで2勝していますが、笑顔を忘れずにしっかり戦う姿勢を続けていけば、おのずと結果はいい方向に進むと思います」。

初優勝からはや6年。黄金世代を引っ張る勝は“勝ち”にこだわらず、笑顔でシーズンを駆け抜ける構えだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>