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国内女子ゴルフ開幕戦は中止 『大規模スポーツイベント自粛』方針受け決断

国内女子ツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中止を決定。主催者、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)らが発表した。

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苦渋の決断を迫られた。ギャラリーを入れずに無観客での開催に変更した矢先。国内での感染拡大を懸念し、政府が大規模イベントを自粛すべきとの見解を示したこともあり、大会は初めての中止となる。

約3カ月のオフを経て華々しく開幕するはずだったが、世界的に猛威を振るうウイルスには勝てなかった。27日には、3月2日以降、全国の小中高の休校を要請するなど政府も慌ただしい動きを見せるが、ゴルフ界にも大打撃となりそうだ。

ダイキン工業、琉球放送、JLPGAは連名で「2020年ゴルフシーズンの開幕を楽しみにされていた方々も多いことと存じます。 また、本年は女子プロゴルフ界にとって東京オリンピックに出場する選手の選考 を控えた重要なシーズンでもあります。ゴルフファンのみなさま、ボランティア はじめ関係者のみなさまには深くお詫び申し上げるとともに、何卒ご理解を賜り ますよう、お願い申し上げます」とコメント。当初の無観客の発表時には、「100%開催が決まったわけではない」と話していたJLPGA小林会長だが、関係各所との話し合いの結果、安全を考慮しての措置を取らざるをえなかった。

国内女子ツアーが開幕前に中止となったのは、2016年4月の「KKT杯バンテリンレディス」以来。木曜日の夜に発生した熊本地震の影響で初日が予定されていた金曜日からの大会開催を断念している。

8月には「東京五輪」を控え、代表争いが注目される中でのシーズンイン。2戦目、3戦目の行方も気になるところだが、まずは事態が終息に向かうことを願うばかりだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>