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安田祐香に古江彩佳 アマチュア時代の戦績ってどれだけスゴイ?【まるごと女子ツアー:アマチュア戦績】

国内女子ツアー開幕まであと2週間を切った。今年も「ダイキンオーキッドレディス」から37試合が行われる。通年の出場権を持つ賞金シード選手は50人。さらに前半戦の出場権を持つ選手は昨年の賞金ランキング51〜55位の選手やステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1、2位など。そのほか、QT上位者も前半戦出場権を保持。そんなツアーの主力選手94人のデータをとことんチェック。2019年のアマチュア戦績を見てみると…。

契約ラッシュとはまさにこのことで、安田祐香のスポンサー契約が連日行われている。用具使用契約に始まり、所属契約、マネジメント会社との契約までもが発表されるなど、大きな注目を集めているのは間違いない。

2017年の「日本女子アマチュア選手権」で優勝し一気に頭角を現した安田。キュートなルックスとは裏腹に、ひとたびプレーに入ればポーカーフェイスを貫き、バーディを量産する。昨年の「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」で優勝し、その資格で出場した「エビアン・チャンピオンシップ」でローアマを獲得するなど国内外で活躍。11月には満を持してプロテストに合格し、いよいよ来週、プロとしての開幕を迎える。

昨年1年間で安田が出場したプロトーナメントは国内が9試合で、海外女子メジャーが2試合だが、なんと全11試合で予選通過を果たしている。17年は3試合出場ですべて予選通過、そして18年には8試合に出場して予選落ちは1度。アマチュアとして10試合連続で予選通過を果たすなど、強さは際立っていた。

この3年間では国内レギュラーツアーの20試合出場で予選落ちがわずか1回。トップ10も4回と抜群の成績を残してきたが、もう一人注目は、ひと足先にプロ転向した同級生の古江彩佳だ。昨年はアマチュアとして11試合に出場。予選落ち2回ながら、11試合目の「富士通レディース」でアマ優勝。安田とともに、アマチュア界を引っ張った。

その古江は昨年アマチュアとして出場した11試合中、優勝を含む4度のトップ10。プロ転向後初戦こそ予選落ちに終わったが、42位タイ、4位タイ、そして最終戦では2位タイと、わずか4試合で2073万円を稼ぎ、話題を呼んだ。

19年1年間でアマチュアは延べ205人が出場し66人が予選通過。最高位は古江の優勝だが、古江は「リゾートトラストレディス」でも3位タイに入り、安田は「ニトリレディス」で4位。同学年の吉田優利も「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で4位タイに入るなど、アマチュア選手がプロトーナメントで活躍するのはもはや当たり前の時代となっている。

今後も有望なアマチュア選手が出現すると予想されるが、今年から日本女子プロゴルフ協会はアマチュア選手の出場試合数に上限を設け、最大で8試合まで出場できることになった。そんな中、今年も新たなヒロインは誕生するのか。第2の安田、古江のようなスーパー・アマチュアを発見するのも面白いかもしれない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>