このエントリーをはてなブックマークに追加

稲見萌寧、メルセデス・ベンツに乗って東京五輪を目指す!

29日(水)、都内でメルセデス・ベンツ日本の年頭記者懇談会が行われ、新たなメルセデス・サポート選手として稲見萌寧が登壇した。

同社は2012年より日本女子プロゴルフ協会、19年より日本ゴルフツアー機構のオフィシャルパートナーとして活動しており、ゴルフ界と深い関わりがある。賞金額とは異なるメルセデスポイントランキングを設け、男子では今平周吾、女子では渋野日向子が昨年の1位に輝いた。今年から女子ツアーでは賞金ランキング50位以内のほか、メルセデスランキング50位以内の選手にも翌年のシード権が与えられる。さらにメルセデスランキング30位以内の選手には最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場権が付与される。

選手個々の移動などを支援する『メルセデス・サポート』では現在7名の選手と契約している。昨年は契約選手の柏原明日架が初優勝、2勝目を挙げた。そして今年は新たに稲見と契約することになったのだ。稲見は現在、世界ランキング57位で、畑岡奈紗、渋野日向子、鈴木愛に次ぐ日本勢4番手に位置している。

「このマークがついているだけで一流選手のかっこいいイメージがあります」。笑顔で左肩に着いたメルセデス・ベンツのエンブレムを見せてくれた。東京五輪については「あまり考えていませんでしたけど、シーズンが終わってから世界ランキングのことを人から聞いて、チャンスがあると思っています。可能性は低いかもしれないけど、少ないチャンスを生かして出場したいという思いはあります。去年の前半は推薦で7試合しか出られていないので、今年は早く試合に出場できるのでチャンスはある。開幕から毎週毎週、優勝を狙っていきたい」と“チャンス”という言葉を何度も繰り返した。

「早く乗ってみたい」という稲見の初戦は、米国女子ツアーの「ホンダLPGAタイランド」。国外で行われる初めての米ツアーで「やれるところまでやってきたい」と意気込む。「メルセデス・サポート」は、ツアーの移動だけでなく東京五輪まで道のりも助けてくれるに違いない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>