「ギアニュース」記事一覧

慣性モーメントは大きければ曲がらないが、振り心地は別!【QPのギアマニュアル】

ドライバーの機能説明でよく聞く慣性モーメントという言葉ですが、最近のドライバーは、多くのモデルで慣性モーメントの大きさをアピールしています。「5000g・?を超えています」といったフレーズですね。この慣性モーメントは、物体が軸回転で回ろうとする、もしくは回っているものを止める時に必要な力を示す物理用語です。ゴルフクラブでいえば、振り子の直進性が損なわれないための数値。ヘッドの重心を軸とした「ヘッド左右...

海外選手が来ると人気が際立つ!?契約外使用も多い男子プロの一番人気はフットジョイのどれ?

先週の「日本オープン」に続き、今週「ZOZOチャンピオンシップ」の開幕で、海外で戦う日本人選手やPGAツアー選手ら強い男子プロたちが国内に一挙集結している。そんな状況を狙ってか、フットジョイ(以下、FJ)からダレルサーベイ調べの最新ツアーレポートが届いた。 「国内男子メジャー第3戦『日本オープンゴルフ選手権』で今季からFJアパレル契約を結ぶ幡地隆寛プロが3位T。最終日、最終ホールで350yd超の持ち前のビッグド...

岩ア亜久竜の優勝アイアンは、どんなクラブ?

日本オープン最終日18番ホール。岩ア亜久竜のセカンドショットは右の林近くのラフの中で辛うじてボールが見えるだけのピンチの状況だ。ここで手にしたアイアンは、テーラーメイドP790の4番アイアン。番手別設計の施されたこのロングアイアンは飛距離性能が高いものの、岩アが5番アイアン以下で使うP7MBアイアンとは性能が異なる。P7MBは操作性の高い完全なるマッスルバック。一方P790は中空アイアンだ。 岩アのアイアンの実物と...

グリップの太さと手首の使いやすさは別物【QPのギアマニュアル】

ゴルフクラブと体の唯一の接点であるグリップは、非常に重要なパーツです。市販クラブについている、いわゆる純正グリップは、そのまま使用するのに困りませんが、より自分にフィットさせたいなら、是非とも、こだわりたいパーツです。 グリップには、さまざまな種類があり、グリップ本体の違いはもちろん、シャフトに固定するために使う下巻きテープの巻き方などによっても握り心地が変わってきます。グリップの握り心地を...

F1ファン垂涎!?テーラーメイドが「オラクル・レッドブル・レーシング」チームとコラボし、限定コレクションを先行発売

米国テーラーメイドが今季のF1で圧倒的なポイントを獲得するNo.1 F1チーム「オラクル・レッドブル・レーシング」とのコラボを発表。23日に開幕する2023年「アメリカグランプリ」の週に合わせて特別なデザインを纏った「スピードクラフトコレクション」を、10月17日に同社米国サイトで限定発売を開始する。 また、日本でもテーラーメイド ゴルフ会員限定で、本日17日(火)のみの先行販売会を、公式オンラインストアで実施し...

トム・キムが21歳でPGAツアー3勝目!使用ギアはタイトリストの新作揃い【勝者のギア】

<シュライナーズチルドレンズ・オープン 最終日◇15日◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255ヤード・パー71> 来季の出場権を争う「フェデックスカップ・フォール」第3戦「シュライナーズチルドレンズ・オープン」。3日目からトップに立っていた前年覇者のトム・キム(韓国)が7バーディ・2ボギーの「66」で回り、通算20アンダーで大会連覇を達成した。キムは21歳にしてツアー3勝目となる。 キムと総合契約を結ぶ米国アク...

「D1」より10ヤード飛ぶ!? 「D1スピードモンスター」は大ヒットするのか【ボール売り上げランキング】

ボール部門の1位は絶対王者の「D1」。2022年にリニューアルされた後も、安定してトップをキープしている。そんな「D1」から、さらに飛距離性能を高めた「D1スピードモンスター」が10月20日に発売される。果たして「D1」と同じように大ヒットするのか? 有賀園ゴルフ西東京店の高久勇也さんに聞いてみた。 ボール部門、絶対王者は「D1」【写真】 「どうですかね。正直に言うと、ボール市場では『D1』が強すぎます。1ダース2000...

勢いは前作以上!? タイトリスト「T200」がトップ3入り【アイアン売り上げランキング】

8月末に発売されたタイトリストの「Tシリーズ」。発売当初は「T150」の方が順位は上だったが、今週は「T200」が「T150」を逆転してトップ3に入ってきた。「T200」の人気について有賀園ゴルフ西東京店の高久勇也さんに話を聞く。 美人プロゴルファー鶴岡果恋もTシリーズを使用【写真】 「当店でも『T200』が1番人気になっています。前作の『T200』よりも勢いがあって、よく売れている状況です。タイトリストユーザーからもデザイ...

初登場のヤマハ「RMX VD/X」がいきなりの4位! 【ドライバー売り上げランキング】

ドライバー部門では1位がピンの「G430 MAX」、2位がブリヂストンの「B2 HT」という状況に変動はないが、今週は10月6日に発売されたヤマハの「RMX VD/X」が初登場で4位に入った。今年の「RMX VDシリーズ」はツアーでも神谷そら、今平周吾、藤田寛之などが使用して話題になっている。その状況について有賀園ゴルフ西東京店の高久勇也さんに話を聞いた。 今平周吾と神谷そらが勝利したヤマハ『RMX VD』【写真】 「ヤマハは『イン...

『P770』アイアンにブラックが新登場!オンラインストアとテーラーメイド銀座で数量限定デビュー

テーラーメイドが漆黒の限定アイアン『P770 ブラック』を公式オンラインストアとテーラーメイド銀座にて、数量限定で取り扱いを開始した。税込み価格は5I〜PWの6本セットが198,000円。同社は今年4月にも2021年モデルの『P790 ブラック』アイアン、6月には『ステルス ブラック』アイアンを発売しており、今年1月に新作に切り替わった小ぶりな『P770』にも漆黒版を追加した形。 同じ“限定ブラック”でも、P770?P790?ステルスでは...

ライ角はアイアンよりもドライバーのほうが重要!【QPのギアマニュアル】

クラブを買う時にロフト角を気にして買われる方は多いですが、実はロフト角と同じぐらい気にするべき項目がライ角です。ライ角とは、簡単に言えばソール(フェースの溝のライン)とシャフトがつくる角度のこと。正しいスイングをしたとき、インパクトでソールが地面と平行になるように、それぞれの番手ごとにライ角が調節されています。 ライ角が大きいことをアップライト、小さいことをフラットと呼びます。明確な基準はあ...

森田遥の優勝パターは巡り巡ってブレード型。そもそもブレードのいい所って?

森田遥は優勝コメントの中で、使用しているエースパターのPROTYPE iX #1について「中学校から使っていて、かなり長いですね。今のエースパターも感覚が悪くなると違うパターに変えて新鮮味を出したりしますが、結局、一周まわって(PROTYPE iX #1に)戻ってきますね」と話し、このブレード型への信頼が伺える。もともとブレード型は、コンパクトな分、どんな打ち方にも対応ができるためタッチが出しやすいと言われ、その分ミスの許...

国民的人気ボール『D1』より新作は10ヤード以上飛ぶ!? 本間ゴルフがロボットテスト比較データを公開

国内のボール販売数量で、圧倒的No.1の座をキープし続ける、本間ゴルフ『D1』ボール。そのコストパフォマンスの高さからマイボールに選ぶ人も多いだろう。同社は「あの『D1』を飛距離で圧倒。HONMA史上最長飛距離」と謳う、『D1 スピードモンスター』の2代目を発表し、10月20日に発売するとのこと。(直営オンラインショップで1ダース税込3,960円) 「モンスター級の飛びがさらに進化し、初代を約10ヤード※上回る飛距離を実...

ボールはどう選ぶべきか?【QPのギアマニュアル】

ゴルフショップに行くといろんな種類のボールが並んでいますが、みなさんはどんなボールを使用していますか? 「何となく無くならないから」「これでベストスコアが出たから」というざっくりした理由で選んでいる方もいらっしゃいますが、そんな選び方はありえません(笑)。 ボールの違いは、飛距離やボールコントロールする際のフィーリングに密接に関わっています。ボールを替えることは、ドライバーを買い替えるぐらい大事...

フックフェースはホントに良くない!?【QPのギアマニュアル】

ドライバーを構えた時のヘッド形状、いわゆる顔にこだわりはありますか? 丸顔、洋ナシ顔、人それぞれ好みはあると思います。顔の好みに大きく影響するのがフェースアングルです。フェース角とも呼ばれます。フェースアングルとは、簡単に言えば、ポンと地面にヘッドを置いたときにフェースがどこを向くかということです。フェースが目標方向より左を向くのがフックフェース、またはクローズフェース。右を向くのがオープンフェー...

極太ストライプで話題!新色登場の「ツアーレスポンス」が5位浮上【ボール売り上げランキング】

2022年4月に発売されたテーラーメイドの「ツアーレスポンス ストライプボール」。超極太のストライプが話題になり、一部の店舗では在庫切れになるくらい人気が殺到した。今年の9月15日には新色の「ブルー/ピンク」、さらに4色ミックスの「マルチカラー」が追加発売されたことで最新ランキングでは5位に。二木ゴルフ木更津店の店長・後藤敬介さんに状況を聞く。 ボールに引かれたラインは目標に合わせやすい【写真】 「このボー...

外ブラを使用していた契約フリーの強者が国産の新作を投入!稲見萌寧『MizunoPro 243』、西郷真央『RMX VD FW』

<スタンレーレディスホンダ 最終日◇8日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6590ヤード・パー72> 先週の国内女子ツアー「スタンレーレディスホンダ」では、クラブ契約フリーの強者の新投入ギアが目立った。まずは、既報の稲見萌寧。これまでテーラーメイドの2017年モデル、初代『P770』アイアンを使ってパーオン率1位を2度獲ったが、今大会からミズノの秋発売モデル『MizunoPro 243』アイアンを投入して18位タイで大会を...

フルチタンの「パラダイム スーパーHB」が6万円台でも売れている! 【ユーティリティ売り上げランキング】

9月22日に発売されたキャロウェイの「パラダイム スーパーハイブリッド」。フルチタンヘッドで定価6万3800(税込)という、ユーティリティとしては高めの価格設定ながら、初週のランキングでは5位に入ってきた。高くても売れる理由について二木ゴルフ木更津店の店長・後藤敬介さんに話を聞いた。 ドライバー部門では「G430」が再び1位に【写真】 「売れる理由は飛距離性能の高さです。アイアンでも飛距離が出るモデルが人気だっ...

「G430」が4週間ぶりのトップ、シニア世代の購入者増! 【ドライバー売り上げランキング】

ドライバー部門では先週まで3週連続で1位だった「B2 HT」が2位になり、今年のNo.1ドライバーと言われるピンの「G430 MAX」が4週間振りに1位に返り咲いた。昨年11月の発売からトップを走り続ける「G430 MAX」について二木ゴルフ木更津店の店長・後藤敬介さんに話を聞いた。 「B2HT」は2位にランクイン【写真】 「新規の購入者としてはシニア世代でもピンのドライバーを買うようになりました。以前は国内メーカーのドライバーを使...

クラブのシャフト、「中調子」には気をつけろ!【QPのギアマニュアル】

シャフトの性能を表す項目の一つに調子があります。キックポイントとも呼ばれています。この調子を基準に、シャフト選びをしている方も多いと思います。そもそも調子とは何か、ご存知ですか? シャフトの形状は、手元側から先端側に向かって細くなっています。つまり、手元から先端に向かって太さに比例して徐々に剛性が低くなっていくのが基本です。この「基本の剛性分布」に変化を持たせることで、シャフトのしなり方が変わりま...