<JLPGA最終プロテスト 最終日◇7日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>茨城県・静ヒルズカントリークラブで行われた「JLPGA最終プロテスト」の最終日。17歳の岩永杏奈が5バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータル8アンダー・3位タイで合格を決めた。1次、2次が免除され、今回が初めての受験。“ぶっつけ本番”の最終テストで、目標に掲げてきた一発合格を果たした。
最終日は2、3番で、ともにバーディチャンスから3パットを喫した。連続ボギーに「ちょっと焦った」が、4番のバーディで立て直した。流れを変えたのは7番だ。ティショットを左に曲げ、木が邪魔をしてグリーンを直接狙えない状況だった。残り176ヤードから、右端から左端まで曲がるフックをかけた。ボールは1メートルについてバーディ。続く8番で長いバーディパットを沈め、「だいぶ気持ちが楽になった」。10、11番の連続バーディで、後半は余裕を持って回った。周囲からは順当な合格と見られていた。本人は「4日間とも調子が良くなかったなりに、なんとかオーバー打たずにプレーできた」と4日間を振り返った。ホールアウト直後の第一声は「お腹空きました」と答え、報道陣の笑いを誘った。緊張はしていたが、大一番を終えて素顔ものぞかせた。今年は世界の舞台で存在感を示した。8月の「全米女子アマ」では、ストロークプレーを首位で通過して決勝トーナメントに進んだ。惜しくも最後に敗れたが準優勝。6月の「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」では個人戦で優勝した。「日本女子オープン」では、2年前に続く2度目のローアマを獲得。昨年はアマチュアで下部ツアーの「明治安田レディス」を16歳で制している。プロとしての目標は「まずはレギュラーツアーで優勝して、将来的には海外に行けたら」。海外を意識し始めたのは、JGAナショナルチームに入ってからだという。目指す選手には、海外で活躍する岩井明愛を挙げた。最終テスト前の「スタンレーレディスホンダ」では、その岩井から「いつも通りやれば大丈夫」とエールを受け取っていた。合格の翌日は「まずは家に帰りたい」。17歳は少し体を休めてから、プロとしての一歩を踏み出す。
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