かつては両ヒザを止めて振るのが飛距離アップのセオリーとされていたが、現在はヒザをタテに動かして振るのが飛ばしの主流である。平均飛距離275yを越える、ネリー・コルダもタテにヒザを動かすスイング。マスターするには、「ペットボトルドリル」が効果的だという。その具体的な内容をティーチングプロの長谷川哲也に聞いた。
【解説写真】トップで右ヒザを伸ばし、インパクトで左ヒザを伸ばす ネリー・コルダの270ヤードスイング
◇ ◇ ◇飛距離アップを狙うなら、トップで右ヒザを伸ばし、インパクトで左ヒザを伸ばす動きがカギとなります。米女子ツアー屈指の飛ばし屋、ネリー・コルダのスイングは大いに参考になります。昔はトップで右ヒザの角度を変えずに振るなどと言われたが、それだとケガの原因になりかねない。現在はヒザを伸ばす動きの方が、地面反力も使えるため、効率的に振れると言われています。この動きをマスターするためにおすすめなのが「ペットボトルドリル」です。まずは、水などの入った2リットルのペットボトルを1本用意してください。手のヒラを上に向けた状態で、両手でペットボトルの両端を持ち、アドレスの姿勢を取ります。右へ振るときに右ヒザを伸ばし、切り返しで左へ踏み込んだら左ヒザを伸ばします。大きく振る必要はありません。腕の力に頼らず、下半身の動きに腕の振りを同調させることがポイントです。これを繰り返すことで、ヒザを曲げ伸ばしするタイミングやリズムが自然とつかめてきます。また、ヒザをスムーズに曲げ伸ばしするためには、「カカト」の使い方にも注目しなければなりません。従来推奨されることの多かった“ツマ先体重”のアドレスでは、ヒザを伸ばした際にカカトへうまく体重が乗らず、素早くスムーズな屈伸動作が行えなくなってしまいます。アドレスでは、足裏の「母指球(親指側)」「小指球(小指側)」「カカト」の3点均等に体重を感じるように構えましょう。靴の中で足の指を3秒ほど浮かせてから下ろすと、自然とこの3点にバランスよく体重が乗るようになります。実際のコースには微妙な傾斜があるため、無意識のうちにツマ先体重になりがちです。ラウンド中も足指を浮かせるルーティンを取り入れ、3点均等アドレスを意識してみてください。
■長谷川哲也はせがわ・てつや/1977年生まれ。USGTF(全米ゴルフ指導者協会)の世界トップ100に選出されたティーチングプロ。地面反力を活用したスイングを日々研究している。YouTubeチャンネル「マイケルゴルフTV」を配信中。
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