<TOTOジャパンクラシック 初日◇5日◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>メルセデス・ランキング1位に立つ桑木志帆が、5バーディ・2ボギーの「69」をマーク。3アンダー・16位タイで初日を終えた。この日は朝から雨が降り、コースコンディション不良のためスタートが1時間遅れた。桑木がティオフする時間も雨は降り続き、気温も低い難しいコンディションとなった。
そんな桑木が雨の日に警戒していることがある。それは「(スイングのリズムが)速くなったり、あとはやっぱり飛ばない」ことだ。飛距離が落ちるからといって「振りにいったらうまくいかない」ため、「それをちゃんと考慮した番手選び」を意識している。具体的には、残り距離に対して晴れた日に選ぶ番手よりも1つ大きなクラブを選択。さらに「小さい振り幅で効率よく飛ばす」ことを意識し、スイングの幅を抑えることで、雨や寒さの影響によるスイングの乱れを防いでいる。スイング面でも「テンポだけ速くならないように意識はしています」と明かした。こうした雨対策が奏功し、特に雨が降っていた前半は「いい感じで回れていた」と振り返った。この日は、桑木のことを「永遠の妹」と慕う、同じ岡山県出身の先輩・渋野日向子と同組でプレーした。18ホールを終えた桑木は「楽しかったです」とにっこり。スタート時には、渋野が桑木に傘をさす場面もあり、「『濡れるよ〜』って傘をさしてくれて、そういうところが好きです。きゅんきゅんって感じです」と笑顔を見せる。今年の「AIG女子オープン」(全英)を制し、来季の米ツアー出場権を獲得した桑木。ラウンド中は渋野に「来年のことを聞いたり」と米ツアーについて質問したほか、渋野のマネージャーである田谷美香子さんから「きび団子をいただいた」など、たわいもない会話も交わしていたという。渋野が自身を「永遠の妹」と呼んでいる記事を見て、「めっちゃ、うれしかったです。朝見たんです。うれしかった」と目を輝かせる。では、桑木にとって渋野はどんな存在なのか。「永遠の姉です。ずっと変わらず面倒見がよくて、優しい先輩です」と、渋野への愛情を表す。この日はレインウェアを着用してのプレーだったが、桑木が着ていた紫のウェアと、渋野がはいていたパンツの色とキャップも同じ紫。「うれしかったです」と、そんな偶然も喜んだ。今大会は予選落ちのない4日間大会。首位とは3打差で2日目に進む。「ショットがいい感じで打てている。毎回ナイショットではないですけど、ナイスショットの回数がマスターズGCの時より増えていますし、パッティングも距離感には少し苦戦はしたんですけど、あとちょっと修正すれば良くなると思うので、あした以降もしっかりバーディがたくさん取れるように頑張りたいです」と意気込んだ。2日目は晴れの予報。さらにスコアを伸ばし、米ツアー2勝目に向けて順位を上げていきたい。(文・高木彩音)
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