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なぜピンを刺せる? パーオン率1位の佐久間朱莉が見せる高速腰ターン #優勝者のスイング

「樋口久子 三菱電機レディス」で、今季4勝目、地元・埼玉での初勝利を飾った佐久間朱莉。パーオン率1位にランクインする彼女のアイアンスイングをプロコーチの南秀樹が分析。アマチュアが参考にしたいポイントを解説してもらった。

【連続写真】体と右ヒジの距離を変えずに、腰の高速回転で左に振り抜く! 佐久間朱莉のアイアンスイング

◇  ◇  ◇昨年の年間女王で、先週は今季4勝目をマークした屈指のショットメーカー。そのスイングにはアマチュアの参考になるポイントが数多く詰まっていますので、じっくり解説していきましょう。【体と右ヒジの距離・位置関係が変わらない】コンパクトなトップから左へ振り抜き、鋭いフェードを武器に今季のパーオン率1位を記録している佐久間プロ。ゆったりとしたバックスイングから、切り返し以降に一気に加速するのが特徴です。ダウンスイングでしっかりタメを作れるのは、スイングを通じて体と右ヒジの位置関係が変わらないから。アドレスから体主導でクラブを上げることで、トップがコンパクトに収まります。インパクトでもその位置関係を保ち、右ヒジに適度な曲がりが残るため、フェース面をコントロールしやすいのです。【腰の回転量の多さを物語るフィニッシュ】フォローでしっかりと左へ振り抜き、精度の高いフェードでピンを刺していく佐久間プロ。そのキモとなるのが、腰の回転量の大きさとスピードです。フィニッシュで右足がめくれ上がり、右カカトがボール(外側)方向へ押し出されるように動くことからも、腰をいかに回り切っているかがわかります。「腰を回そうとすると右ヒザが前に出てしまう」という人は、まず内モモを締め、右ヒザを左ヒザに寄せるように動かしてみてください。【右前腕とシャフトが重なるオンプレーン】精度の高いフェードを打つためには、左に振り抜く意識だけでなく、正しいスイングプレーンに乗せることも重要です。佐久間プロは、ダウンスイングで手元が腰の高さまで下りてきたときに、右前腕とシャフトが綺麗に重なるオンプレーンを通っています。フェースローテーションも最小限で、スクエアを長くキープ。そこから腰のリードで左サイドにスペースを作り、躊躇なく左へ振り抜いていきます。このプレーンこそが“つかまったフェード”を打つための核心であり、上から叩きつけたりカット軌道になりがちな人にとって大きなヒントになります。効果的な練習ドリルは、「腰の高さのトップ」を作ってから打つことです。腰は正面、胸は右に向け、手元が腰の高さに来たところでシャフトは地面・飛球線と平行。フェース面は前傾角度と揃えます。このトップから腰を一気に回して打っていきます。スタートポジションがすでにオンプレーンですから、腰を素早く回して左に振り抜ければ、自然と理想的なフェードボールが出るはずです。もし腰が回りにくいと感じたら、左足を半歩ほど引いたオープンスタンスで構えても構いません。大切なのは、「腰をしっかり回して振り抜くスペースを作る」こと、そして「左に振り抜く感覚」を体に覚え込ませることです。球が左に真っすぐ飛び出してしまう場合は、上半身の開きをもう少し我慢し、下半身先行を意識してください。この小さなトップから徐々にスイングを大きくしていけば、オンプレーンの正しい感覚がつかめてくるはずです。■佐久間朱莉さくま・しゅり/2002年生まれ、埼玉県出身。2020年度のプロテストにトップ合格。25年4月にツアー初優勝を達成すると、勢いそのままに4勝を挙げて年間女王を獲得。26年は開幕1番から44ホール連続ボギーなしの新記録を樹立して開幕戦を制覇。「樋口久子 三菱電機レディス」で今季4勝目を挙げた。大東建託所属。■解説・南秀樹みなみ・ひでき/プロゴルファーだった父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブの挙動を主軸とした指導法に定評があり、幼少期から鈴木愛を指導するなど多くのツアープロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。

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