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貫禄の2位発進 “韓国ツアー20勝”の超実力者が日本のプロテストに挑戦する理由

<JLPGA最終プロテスト 初日◇3日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>今年5月に韓国ツアー通算20勝目を挙げ、賞金女王に2度輝いたパク・ミンジの実力は、やはり本物だった。「ショットのミスがなく、後半はパターも入ってくれた」と、5アンダーでホールアウトした後も涼しげな表情。13番からは3連続バーディを奪い、15番パー3では1メートルにつける高精度ショットでスコアを伸ばすなど、2位で2日目に入る。

【写真】3位発進のイム・ジンヨンはこんな選手

2023年「ワールドレディスサロンパスカップ」で日本ツアー初出場。昨年、そして今年と2年連続で「EARTH MONDAMIN CUP」でもプレーし、今年は初日91位から最終的に5位に入る地力を見せつけた。その実力者が、プロテスト受験を決意した理由を明かす。「韓国で10年ツアーに出て、新しい環境を求めた。日本の選手が米ツアーで成績を残しているのを見て、日本の大会に年1、2試合出るだけでは足りないと思った」旅行先にも選ぶ日本とは縁が深い。母のキム・オクファさんは、1984年「ロサンゼルス五輪」で銀メダルを獲得するなどハンドボールの韓国代表として活躍した人物。実業団の大崎電気に所属し、8年間、日本に住んでいた経験を持つ。その影響もあり「韓国でも納豆は毎日食べてます」とニコリ。その環境で育ったため、日本は身近な存在でもある。「日本の人たちはあいさつをしっかりして、私も首が痛くなるほどあいさつをする。私は外国人だけど、フレンドリーに接してくれるところも好き」と、その雰囲気も魅力を感じる理由の一つ。ゴルフ面では「日本の選手の方が、ショットでゲームを作るのがうまい」と話す。岩井明愛・千怜姉妹や吉田優利とは一緒にプレーしたこともあり、顔を合わせれば言葉を交わす関係を築いている。合格したら、来年以降は「日本で年間7試合くらい戦い、そこで優勝したい」という目標を掲げる。プロテストトップ合格には、1次QTが免除され、最終QTから出場できる権利が与えられる。プロテスト、そしてQTで結果を残し、母国と行き来しながら、両ツアーで戦う青写真も描いている。日本選手たちにとってのライバルは、パク・ミンジだけではない。3アンダー・3位で滑り出した23歳のイム・ジンヨンも、今年の韓国ツアー開幕戦で優勝した実力者だ。テスト直前に風邪をひいたものの、「プレー中はアドレナリンが出て集中できた」と上位に食い込んだ。今回のプロテストを受けたのは、「このコースもそうですが、日本のプレー環境、練習環境がいいから、そこでプレーしたい」というのが理由。合格すれば「日本でプレーしたい」と、軸足を日本に置くつもりだという。総受験者数762人で、1次、2次、そして最終とふるいにかけられていく合格率2.6%という狭き門。そこをくぐり「憧れ」と話す日本ツアー進出を狙う。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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