<JLPGA最終プロテスト 初日◇3日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>初受験の2021年から6年連続で最終プロテストに進出した久世夏乃香が、好スタートを切った。前半で5バーディを奪うなど「69」で回り、3アンダーの3位タイ。ツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインツアー」(以下ネクヒロ)の今季ポイントランキング1位が、その実力をプロテストの舞台で発揮した。
「最終プロテストで初めて手が震えなくて、あれ? 震えへんなってビックリしました(笑)」。大事な初日とあって、もちろん緊張はしていた。だが、ショートパットで手が震える過去5年のようなことは起こらなかった。前半のバーディはすべて1.5メートル以内。入れなければいけない距離を、すべて沈めた。技術面での成長が自信につながっているのと同時に、今季のネクヒロでの経験も大きくものを言っている。優勝は開幕戦の1回のみだが、先週も2位に食い込むなど、優勝争いを何度となく経験してきた。「プロテストなので、自分のプレーをさせてもらえないかと思ったけど、今年の経験が生きて、落ち着いてプレーできました」。1番はボギー発進、後半は12、13番で連続ボギーがあったものの、焦ることなく、しっかり立て直した。先週のネクヒロは、後続にポイント差を詰められたことで急きょ出場したものだった。最終プロテスト目前のスケジュール変更だったが、「影響はないというか、先週とグリーンの感じがよく似ているので、出て良かったです」。後半に2度の3パットがあったが、30パットと無難にまとめた。前日、会場外の練習場で最終調整をしていると、知らない人からお守りを授かった。「父が仲良くなって結構しゃべっていたんです。たぶん練習場の方だと思います。このお守りが効いたのかもしれないですね」。思いがけない形で、プロテスト合格へのラッキーアイテムを手に入れた。「私、初日が良くないとホントにダメで、頑張れないので、いいスタートを切れて良かったです。インは難しいホールが多いので、攻めたいけど、落としたくない気持ちもあって攻めきれない。あしたもアウトで頑張りたいですね」。今週はショットも好調。このまま落ち着いてプレーできれば、最終日にはツアープロの久世夏乃香が誕生しているはずだ。(文・田中宏治)
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