<JLPGA最終プロテスト 事前情報◇2日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>1カ月前に右足首を捻挫するアクシデントに見舞われた23歳・星野瑠菜が、なんとか最終プロテストに間に合った。昨年は1次予選で敗退するなど、最終進出は5年ぶり。プレー再開からまだ2週間と万全ではないが、このチャンスを逃がすつもりはない。
【連続写真】右足の負傷で…シェフラーっぽいスイングになった?
転倒し、足首を捻挫したのは10月1日のことだった。「研修生をしているグランフィールズCC(静岡)で男子ツアーのコスモスカップが開催されて、私は選手がホールアウトした後に目土作業をしていたんです。目土がなくなったので、隣ホールに取りに行こうとしたら傾斜で滑ってしまって、グキッと…」。痛みと同時に、最終プロテストに出られないかもしれないという絶望感が押し寄せてきた。2つの病院で検査を受けた結果、靭帯などに損傷はなかったが「MRIを撮ったら真っ白で、ひどい炎症が起きていました」。当初は足をつくことができず松葉杖生活。10月はネクヒロが4試合開催されたが、一度も出場することはできなかった。練習再開は17日。「初日はウェッジだけ打って、2日目はウェッジと9I。1球だけ1Wを打ったんですけど、どうしても右足をかばってしまうのでやめました」。そんな状態で翌19日には復帰初ラウンド。今でもフィニッシュでは痛みがあり「繰り返すと、だんだん他の動きでも違和感が出てきます」という状態だが、最終プロテストの舞台には立つことができた。「まだ切り返しで防衛本能が働いて、痛くないのに右足を引いてしまいます」。世界ナンバー1、スコッティ・シェフラー(米国)のフットワークにも似ているが「まったく蹴れていないので、上手くいかないですね。足をずらしているだけなので」。1Wの飛距離は10ヤードほど落ちて230ヤード前後。アイアンショットの飛距離はそれほど変わっていないが、「4日間あるので、無理せず、マイナス10ヤードのイメージでプレーします」。いつも通りのプレーにはほど遠い。まずは初日を静かにスタートすることが目標。「何もなかった一日みたいな感じで、パープレーで回れたらと思っています。初日が一番緊張すると思うので、そこを無難に乗り切って、徐々にボルテージを上げていきたいですね」。初日はアウトから午前10時12分スタート。足首の方が気になって、プレッシャーをあまり感じなかった――。そんなケガの功名にちょっと期待しつつ、5年ぶりとなる最終プロテストのティに立つ。(文・田中宏治)
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