11月3日(火)から茨城県・静ヒルズカントリークラブで行われるJLPGA最終プロテスト。ここではALBA Net編集部が選定した注目選手を紹介する。今回は栃木県出身の25歳・和久井麻由(わくい・まゆ)。
ネクヒロ通算3勝の実力者が、7度目の受験で悲願を狙う。2022年にマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第2戦「マイナビカップ」、第3戦「ASO COLLEGE GROUP Design your future cup」を連勝し、その年の年間女王に輝いた。今年は9月の第10戦「みちのくコカ・コーラボトリング × OMNIX GOLF プレゼンツ みちのくコカ・コーラレディース」で4年ぶりの優勝。「今年が最後の年なんで勝ちたかった」と話していたネクヒロで、ようやくつかんだ白星だ。ただ、プロテスト2次予選は苦しんだ。舞台は地元・栃木の西那須野CC。「ショットというか、感覚が気持ち悪くて、焦りしかなかった」。雨による中断が続いた日は日没サスペンデッドとなり、翌朝一番に最難関の9番を迎えた。3打目のアプローチは止まらず、グリーンの段の下へ。4打目のパットは傾斜を戻ってきた。「もう強く打たないと一生上れないと思って、奥のバンカーめがけてばちーんって打ったら入ったんです」。約20メートルがカップに沈み、思わず号泣した。2日目を終えてトータル5オーバー。最終日はイーブンで耐えた。通過は厳しいと思いながらの帰り道、トータル6オーバーの友人が泣きながら電話をかけてきた。「来年頑張ろう」と声をかけると、返ってきたのは「違う違う」。2人とも通過していた。結果は23位で、最終への切符をつかんだ。ただ、精神的なダメージは大きく、9月はゴルフをする気力が出なかった。10月から本格的に再始動し、「やっと良くなってきたかな」という段階だ。一年の中盤まで曲がらなかったショットが、2次から思うように出ていない。「そこをもう少し修正できたら」と最終調整を続け、福岡でのネクヒロ戦を経て静ヒルズに乗り込む。コースは経験済みだ。「西那須野より距離も短いし、伸ばし合いだと思う」と、合格ラインはアンダーになると読む。鍵を握るのは池が絡む14番からの終盤。「コースを知っているからこそ油断はしちゃいけない」と気を引き締める。「周りは伸ばしてくると思うけど、私はコツコツ。毎日2アンダーペースで回れたらいい。毎日アンダーで回って、それで通らなかったら仕方ない」。4日間72ホールの戦いで、上位20位タイまでに入れば合格となる。“豆腐どころかおから”と笑うメンタルと付き合いながら、7度目の挑戦で笑顔のプロ合格をつかみたい。【過去のプロテスト成績】2019年:2次予選79位2021年:最終プロテスト45位2022年:2次予選44位2023年:最終プロテスト41位2024年:最終プロテスト57位2025年:最終プロテスト46位2026年:1次免除、2次予選23位
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