<メイバンク選手権 最終日◇1日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72>終わり良ければすべて良し…「とはならないです!」。原英莉花はそう言って、少し困った表情を浮かべた。
最終日にボギーなしの「66」をマーク。山下美夢有が日本勢38年ぶりとなる米ツアー大会連覇を達成したその“裏”で、またしてもサンデーチャージ。トータル7アンダー・35位タイで終えた。「ショットがちょっと悪くなっちゃった」と、2日目に「74」を喫して下位に後退した。伸ばし合いの展開では、苦悩が続くパッティングの出来が、スコアを大きく左右することは分かっている。「かみあってくれれば…。感覚は悪くなかったけれど、目が強かったり、スピードがつかみにくかったり、うまくアジャストできなかったですね」と振り返った。ポイントランキング上位者のみが出場できる秋のアジアシリーズは、ルーキーながら全4試合に出場できる。次週は日米共催「TOTOジャパンクラシック」(5〜8日、太平洋クラブ美野里コース/茨城)。母国開催の米ツアーとあって、多くのファンが原のプレーを待ち望んでいるはずだが、「いやー、あまり日本に帰りたくないです…(笑)」と苦笑いを浮かべた。「やりたいことが多くあって、オフモードになっちゃう感じがあるので」。いまや日本で過ごす時間は、試合のない休みのときだけに限られる。行きたいお店もあれば、ネイルをして気分を上げたい気持ちもある。「でも、そういうことは無視して、試合に集中しないと。ビシッと気合いを入れます」と自らを律する。最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」の出場は確実で、アジアシリーズ初戦からフロリダまで6連戦となる。1位に立つルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)争いも佳境。2位のファン・ヨウミン(韓国)は今大会を20位で終え、118pt差とやや距離が縮まった。「みんなに“too much”(出場しすぎ)だよって言われるけど、もう残り少ない。体調を整えて、あと3試合を頑張りたい」。まずは日本での誘惑を振り切り、ファンにカッコイイ姿を見せたい。(文・笠井あかり)
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