<メイバンク選手権 2日目◇30日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72>マレーシアでも新たに“勝みなみルート”が誕生した。18番パー5。この日はティイングエリアが1つ前に出ていて、勝にとって狙いどころが定めにくかった。右を避けたドライバーショットは、左の林を越え、隣接する10番のフェアウェイまで飛んでいった。
「2打目で木の間を狙うより、左(10番)から攻めていった方がいいよね」。キャディともそうやって息が合い、ち密な計算でまずは120ヤード先の10番のティイングエリアに運んだ。そこからグリーンを直接狙う作戦だ。看板が邪魔にならないようにと受けた無罰の処置で、芝が生えているエリアにドロップできた。そして「ピンは見えなかった」といわば“あの辺”を狙った、残り142ヤードから8番アイアンでの3打目は、ナイター用照明ポールの左を抜け、まさかの2メートル強にピタリ。見事にバーディにつなげた。「冒険した気分。気持ちよかったです。右奥のピンだったら、グリーンの手前を広く使えるからいい感じかも」。昨年大会では3日目に右奥、最終日に右中央にピンが切られている。もしかすると、定番ルートになるかもしれない。勝みなみルートは、これまでにいくつも生み出されてきた。たとえば米ツアーでは2023年「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」7番パー5で、隣接する4番ホールにティショットを運んで2オンに成功。25年「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」では、ラフに幅3ヤードほどで刈り込まれた一本道からバーディにつなげている。「日本でも言われたことがある。あんまり言われたくはないけれど…。いいのか悪いのか。でも、バーディが取れたので」。この日は5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「70」で回り、トータル2アンダー・39位タイに順位を上げた。「いいラウンドができた。ちょっとしたミスや右にポーンといくミスを気をつけたい」。初日に33パットと苦戦したグリーン上も改善の兆しがある。「プラスに考えてあしたにつなげたい」。反撃の週末にする。(文・笠井あかり)
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