<メイバンク選手権 初日◇29日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72>吉田優利は前週覇者として、チャーリー・ハル(イングランド)、グレース・キム(オーストラリア)と注目の最終組に入った。午前9時27分のティオフ。自身の名前は『LPGA Winner』という肩書とともにアナウンスされた。
「今週からこう呼ばれる。いっそう気を引き締めて頑張りたいです」。2週連続優勝がかかるなか、初日を5バーディ・2ボギーの「69」で、首位と5打差の3アンダー・21位タイで滑り出した。「BMW女子選手権」で飾った初優勝の勢いをそのままに、スタートから2連続バーディを奪った。「残り距離がよかった」という1番は1メートルにつけ、この日最難関だった2番は「難しいピンポジションでラッキーでした」と奥5メートルを決めた。ただ、その後は「なかなか自分の距離がこなかった。大きい番手を持てば奥だし、小さい番手は手前。午後に風が吹いて、回るし、強さも変わるし難しかった」といい流れには傾かず。それでも、ティイングエリアが前に出た16番、難度の高い17番で連続バーディ。「いい終わり方」とうなずいた。初出場だった昨年は42位。振り返れば「ダフっていた」という記憶ばかりが残るコースでもあった。「きょうはダフりゼロでした。ダフらないでください、って思って打つだけです(笑)」と冗談めかしたが、苦手意識を払しょくするような内容で初日をまとめた。「上が伸びているので、毎日赤字で、しっかり食らいついていきたい」。新たな肩書きを背負い、力強く踏み出した。(文・笠井あかり)
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