最長記録446ヤードを誇るドラコン元世界王者・三隅直人。「地面反力で飛ばせ!」と言われるが、「地面反力は意識して行うものではない」と三隅は語る。地面反力のメカニズムと、それを生み出すための簡単なドリルを教えてもらった。
【連続写真】ダウンでしゃがんで一気に蹴り上げる 三隅の400ヤードスイング
◇ ◇ ◇ドラコン選手などがジャンプするように両ヒザを伸ばして振り切るシーンを見たことがあると思います。いわゆる「地面反力」と呼ばれる動きです。「飛ばすために必要なのは地面反力でしょ?」と思う人もいるでしょう。それは、ある意味では正解で、ある意味では不正解と言えます。確かに、飛距離アップには地面反力が必要です。ただし、間違えないでほしいのは、地面反力は地面を意識して行う動きではないということ。もう少し分かりやすく言うと、重いものを遠くに投げるとき、一度しゃがみ込み、その後、両ヒザを伸ばします。これが自然に生まれる地面反力の動きです。ヒザの屈伸によって背中や肩の筋肉も連動し、大きなパワーが生まれるのです。地面反力の動きを無意識に体感できる、おすすめのドリルが、メディシンボールなどの重いものを遠くに投げる練習です。これを行うことで、スイングで腕を速く振るために、足をどう使えばいいのかが分かります。いかに遠くに投げるかを重視して力一杯何度も行ってください。しゃがみ込んで両足で地面を踏み込む動きを体感できます。また、ドラコン選手のフィニッシュを見ると、左足が蹴り出され、体が大きく開いています。重いものを限界まで遠くに投げたときも、同じような形になるはずです。彼らの動きは、クラブを限界まで速く振ろうとした結果であることを理解しましょう。
■三隅直人みすみ・なおと/1987年生まれ、山口県出身。ドラコンの日本選手権で8冠、世界タイトル5冠を獲得。2023年には、カイル・バークシャーらトップ選手が出場した世界大会で優勝。公式最長飛距離は446ヤード。
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