<ウォルマートNWアーカンソー選手権 最終日◇27日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>西村優菜が米ツアー初優勝を果たした。主戦場を移してから4年目での勝利。2000年生まれ“プラチナ世代”を引っ張ってきた、26歳の軌跡を振り返る。
【写真】19歳の西村優菜、ここからプロゴルファー人生が始まった
ゴルフ好きの父の影響で5歳からゴルフを始める。2016年「日本女子オープン」で6位に入ったことをきかっけに、翌年からJGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチームメンバー入り。同じプラチナ世代の安田祐香、古江彩佳、吉田優利らとともに、アマチュア時代から活躍した。大阪商業大学高を卒業し、19年にプロテストを受験。1次予選では古江がトータル24アンダー(のちにアマチュア優勝して免除)、西村がトータル20アンダーをたたき出し、大差をつけて突破。順当に進み、一発合格を果たした。■2020-21年コロナ禍でシーズン開幕が遅れたが、いきなり頭角を現す。プロ出場10試合目の「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。翌年には「ワールドレディスサロンパスカップ」を制し、メジャー初制覇を挙げた。■2022年シーズン2勝を挙げて、12月に米予選会(Qシリーズ)に挑戦することを決意。2週間8ラウンドの過酷な最終予選を24位タイでフィニッシュ。ツアーカードを獲得したが、前半戦フル出場権が得られる目安の20位以内を逃し、涙を流した。■2023年主戦場を米国に移して1年目。「ウォルマートNWアーカンソー選手権」では初めて最終日最終組に入り3位。来季シード権を当確させた。ポイントランキングは48位で、最終戦にもコマを進めた。■2024年快調にシーズンを滑り出したが、初の予選落ちを喫した6月「KPMG全米女子プロ」から成績は下降線。夏場には6試合連続の予選落ちも経験した。秋のアジアシリーズには出場できたが、成績は思ったように振るわず。ポイントランキング69位でカテゴリー1のシード権は死守したが、最終戦出場は逃した。■2025年ドライバーの不振に陥り、予選落ちの文字が目立つようになる。夏場の欧州連戦の出場権を確保できず、1カ月半の“夏休み”を過ごすことに。復調とはならず、シーズン最高位は自身最終戦「アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン」の21位。ポイントランキング115位に沈み、来季出場権を得るために、再びQシリーズに出場。ボーダーラインの24位タイに入り、米4年目につなげた。■2026年前年の不振を引きずるように、なかなか上昇気流に乗ることはできず。それでも、古江とペア「Minis(ミニーズ)」を結成した唯一のダブルス戦「ダウ選手権」で5位に入り、なんとかポイントを稼いだ。前週はホステスプロとして日本ツアー「住友生命レディス東海クラシック」に出場したが22位。苦しい時間が続いていたなか、つぼみとして溜めていた西村の力が、いきなり開花した。「突然変異っぽいし、そうなんですけど、やり続けてきたことがいろいろ重なって、ハマってくれた感じ。先週の日本の試合でファンの方が来てくれて、3〜4年くらいダメなのにこんなに応援してくれる人がいるんだと、すごくエネルギーになった。努力し続けてよかった。予選落ちが多かったので、このタイミングで勝てたのはすごくびっくりなんですけど、夢が一つかなってすごくうれしい」【西村優菜の優勝歴】2026年「ウォルマートNWアーカンソー選手権」2022年「ニチレイレディス」「ニッポンハムレディス」2021年「ワールドレディスサロンパスカップ」「住友生命レディス東海クラシック」「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」2020年「樋口久子 三菱電機レディス」
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