<中国新聞ちゅーピーレディースカップ 最終日◇26日◇芸南カントリークラブ(広島県)◇6350ヤード・パー72>吉本ひかるが久しぶりに優勝カップを掲げた。2023年の「明治安田生命レディス」でレギュラーツアー初優勝を飾ってから3年半。今度は、過去2度の優勝を果たしている下部のステップ・アップ・ツアーでの勝利となった。
7バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「68」で、2位の辻梨恵を一打差で振り切った。2017年の「うどん県レディース」以来のステップ3勝目は、最終ホールでバーディを奪ってのもの。実はそこまで自身の置かれた位置を把握していなかった。最終ホールでは1.8メートルのバーディパットを決めてみせた。並んでいた辻に競り勝った1勝だが、「あ、優勝したんだ」というのが感想。ひたすらバーディを積み重ねることに集中してのラウンドだったと振り返る。首位から出たものの、楽な道のりではなかった。4番でボギーを叩くと、5番では池に入れるミスもあってダブルボギー。首位の座を明け渡した。それでも自分に言い聞かせた。「まだ、先が長い。うまくいかなくても目の前のことをしっかり行う」。気持ちを強く持って7番、9番でバーディ。すると10番から2連続バーディ。14番でもスコアを伸ばすと、最終ホールでウイニングパットを決めて、大混戦を制した。23、24年と保持したシード権は、25年にランキング108位まで落ちたことで手放した。「去年は右股関節を痛め、とても苦しいシーズン。いろいろと考えることが多く、自分が変わらないといけない。そんな結論を出した」。臨んだ今シーズンも苦しい時間が続いていた。それでもさまざまな可能性を見出し、試行錯誤を繰り返す。「夏ぐらいから脳に関する本を読むようになりました。その上で、こういう考え方が私に合っている。そういう感じになってきたように思います」と、道筋が見えてきたという。16年のステップ「ルートインカップ上田丸子グランヴィリオレディス」で史上4人目のアマチュア優勝を果たしてから10年。再びレギュラーツアーの頂きを目指す。1998年度生まれの黄金世代の一角。「新しい自分が見つかった」よいう吉本のゴルフ人生第2章が幕を開けた。
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