高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。今季で3年目を迎えるツアー生活で目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。
◇みなさん、こんにちは! 先週、行われたプロテスト第2次予選を受けるため約1カ月ほど日本に帰っていましたが、日曜日(6日)には渡米し、今週の試合(11〜13日、ガーディアン選手権)があるアラバマ州にいます。まずプロテストですが、11月の最終(同3〜6日、静ヒルズCC/茨城県)に進むことができました。カットが(トータル)6アンダーというなか、3日目終了時点でカットラインまで3打の余裕。ただ、やっぱり緊張はしました。最終日は雨が降りましたが、2ケタアンダーにすることを目標にし、それを達成(トータル10アンダー・14位で通過)できたことはよかったです。最後の最後までまったく気は抜けませんでした。米国でプレーした過去2年は、試合を終え、日本に戻ってテストを受け、また渡米するというスケジュールを組んできましたが、今年は早めに戻り、体調を整えながら、練習ラウンドでいい準備ができたので、自信をもって試合に臨めました。また、気持ちの面でも変化を感じました。周りがビッグスコアを出すなか、今までなら焦る気持ちが出ていたと思います。ただ今年は“今できるベストを尽くそう”と思って回ることができました。パターが入れば6(アンダー)も出せるし、とにかくチャンスにつけていこうって。焦ることなく、安定して4日間をアンダーで回り続けることができました。そしてテスト後は、一日だけ休養を取って渡米したのですが…ひさびさにドタバタでした(笑)。シカゴ経由でアラバマに向かい、日曜日はシカゴで一泊という旅程だったのですが、ホテルへのシャトルバスが全然来なかったため、スーツケースとキャディバッグを抱えながら問い合わせの電話をしたりと、大変でした。さらに、ホテルに入った後の夜、突然、火災報知器が鳴り響いたんです。他の宿泊客のみなさんと外に避難したのですが、誤作動だったのか結果的に何もなし。もちろん、無事が一番だったのですが、避難が解除されホテル内に戻っても、まだ報知器は鳴りやまず、なかなか部屋に入ることができませんでした。また次の日が午前便だったので、朝8時にホテルを出る予定だったのですが、時差ボケで目が覚めたのは午前2時…。疲労感でいっぱいです。アラバマに着いた後は、2時間の運転も待っていて眠気がピークでした。ただプロテスト後にまったく球を打てていなかったため、さすがに打たなければと思い、そのままゴルフ場に直行。練習後には買い物に行き、家に帰るハードスケジュールをこなしました。火曜日になると、今度はレンタルしていたはずの電動カートがコースに届いておらず、ここでも問い合わせの電話です。ちなみにカートが借りられるということで、今週、来週はキャディさんは頼んでいません。結局、この日は選手の友達に手押しカートを借りることができたのですが、アップダウンが激しいコースでの操作に四苦八苦です。コースを見るために18ホールを予定していたのですが、きついし、暑いしで結局9ホールしか回れませんでした。そのためプロアマに出場し18ホールをプレーすることが決まっていた水曜日は、その前に練習ラウンドで9ホール回ることを決意。一日経てば少しは体調も整うかなと思ったので、あとを“水曜日の自分”に託しました(笑)。ひさしぶりに“アメリカ”を感じる数日。戻ってきてからは電話ばかりかけている印象です。全部、自分でやらないといけない。アメリカってこんな感じだったなと思うと、日本の快適さが改めて身にしみてきました。こういうドタバタも一昨年、去年はたくさんあり、今年は落ち着いたなと思ってましたが、やはり一筋縄ではいかないですね。日本には家族もいて、帰国するといろいろな人に会えますが、アメリカに来ると、空港も運転もコースも全て1人。どうしても寂しさは感じます。ただ、そのなかで、“ブレない自分”というのも感じられています。ラウンド中も、ラウンド後も私生活においても“ブレない”何かがあると違うんだなって。結果もどうなるかは分からないし、不安定な難しいスポーツを職業にして、去年は打ちひしがれることも多かったです。ただ、帰国直前のテネシーでの試合あたりから、今年はブレずにやろう、そう思うことができています。ここからは自分に過剰な負荷をかけずにゴルフができそうです。特に長いシーズンを考えると、心が安定しないとゴルフも安定してこないと思っています。この後のアラバマ州、アーカンソー州での2試合は、去年、自信がないなかでプレーしてボロボロな結果に終わりました。でも今年は別人のような気持ち。自信を持って、自分のゴルフがコースにどこまで通用するか試せるのかが楽しみです。リベンジできたらいいなと思うし、もしダメでも負けないって思えるはずです。アラバマ州は、暑いし、湿気もかなりありますが、まずは体調を少しでも整えて試合に向かっていきます。もともと長いコース(6663ヤード)なうえ、アップダウンも激しく、さらに長く感じます。芝の性質が、日本ともアメリカ国内のコースとも違う。まずはパーオンできるよう、セカンドショットを頑張りたい。また予選を通過した後に、いつも順位を落としている部分があるので決勝で順位を上げられるように。また今週からアメリカで頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。
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