「シニアゴルファーは、フェードではなく、ランを稼げるドローを打つべきです」と話すのは、フェードを武器にレギュラーツアー18勝を挙げ、トラックマンで286.3ヤードを記録する藤田寛之。ドローを打つためのポイントを教えてもらった。
◇ ◇ ◇筋力や柔軟性が低下する僕らシニア世代にとって、フェードで飛距離を稼ぐのは簡単ではありません。というのも、強いフェードを打つには、体幹の強さと柔軟性が必要になるからです。体の衰えをカバーしながら飛距離を求めるなら、ランで稼げるドローがオススメです。今どきの高MOIヘッドの場合、落ち際で少し左に戻る「ストレートドロー」が理想となります。僕も飛距離を稼ぎたいときは、ドローを打つようにしています。ドローを打つポイントは、アドレスにあります。肩のラインを右に向け、右ヒジを軽く曲げて構えることで、イン・ストレート軌道で振りやすくなります。反対に右ヒジが突っ張り、右肩が前に出ると、肩のラインは左に向きやすく、アウトサイド・インの軌道を助長します。このケースでは、右手のヒラを上に向けてからアドレスすると、肩のラインを右に向けやすくなります。アマチュアの方はドローを打とうとすると、スタンスをクローズにして肩はスクエアのまま、インサイド・アウトに振ろうとします。しかし、このアドレスではクラブを目標方向に振りやすく、結果的にカット軌道になってボールがつかまりません。また、ボールを左カカト線上より左に置くと、インパクトではアウトサイド・イン軌道になり、スライスになってしまいます。良いボールを打つには、スタートが肝心。正しく構えられているか、アドレスをこまめに確認しましょう。■藤田寛之ふじた・ひろゆき/ 1969年生まれ、福岡県出身。2012年レギュラーツアーで4勝を挙げ43歳で賞金王に輝く。24年の全米シニアオープンでは2位に入り、25年から同ツアーにフル参戦。葛城ゴルフ倶楽部所属。
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