このエントリーをはてなブックマークに追加

『RS DUO』と初速双璧!? スリクソン『ZXi RKT』4兄弟は「形も挙動も操作性◎で、“らしさ”が戻った」と重心設計を語る専門店がある

昨今、値上がりの激しい海外メーカー製ドライバー。今年も新作を購入して「合わなかった」と嘆く人は少なくないはずだが、それを防ごうとする専門店がある。ヴィクトリアゴルフを中心とした『VGFS』設置店だ。クラブに精通したフィッター・藍川朋久氏に聞くこの連載。

【画像】ロケット4兄弟の「顔」を並べて比較

『VGFS』とはVictoria Golf Fitting Systemの略で、クラブにセンサーを付けて試打するフィッティングシステムのこと。ゴルファーの【日替わりの調子】に左右されず、一人ひとりの振り方やフェース開閉のクセを可視化し、合うヘッドとシャフトを推奨。ヘッドもシャフトも物性を捉えた膨大なデータベースを持ち、そこからヘッド・シャフト・スイングのマッチ度を総合的に「%」で表示する仕組みだという

今回は9月12日に発売される、スリクソン『ZXi RKT』シリーズの初速性能と重心データの変遷について、藍川氏に熱く語ってもらった。前作からの最大の進化点として藍川氏が真っ先に挙げたのが、アドレス時の「座りの良さ」だ。 ■ “座り”が良く精悍になり、初速も海外製も真っ青 「前作はお店で構えた時に、コロンとフェースが開きやすくなっていました。その見え方を嫌がって敬遠したプロがいたほどです。でも新作は完全払拭! ポンと置いた時の座りが劇的に良くなり目標に構えやすい。それに全体に前作よりディープで精悍な顔になりました。アスリートが喜ぶ、まさに“正統進化”と言えますね」(藍川氏)

さらに驚きはその試打データだ。実際に打ってみせた藍川氏は、1球目から驚くような初速性能をマーク。やはり“一撃の飛び”を謳う『XXIO14』と同じ、【VR-チタン】にフェース素材を変更した影響が大きい。 「打った瞬間『えっ、1.52のPRGRリターンズ!?』と思うほど、ミート率も初速も距離も出せました(笑)。音が前作と違って残響が短く締まっていて、インパクトのエネルギーロスがないですよね。微妙に外してもミート率が1.51が出ますし、ボール初速は海外ブランドの数々と比べても速いし、『RS DUO』と双璧だと感じますね」

この強弾道と初速の背景には、重心設計の抜本的な見直しもあるという。徹底的に重心位置を調べ抜く『VGFS』らしく、「前作のややシャローで上がりやすい設計から一転し、本来のスリクソンらしい、アスリート仕様へ原点回帰したことは明確です」という。 ■原点回帰! 本来の浅重心&短重心距離へ 「前作は『MAX』や『スタンダード』中心に、深重心&シャローな作りで“ゼクシオライク”なやさしさも感じましたが、今作は4兄弟とも重心角が減り、重心距離も短く操作性が高くなりました。スタンダードの『ZXi RKT』で言えば、重心距離が45?43.4mmに短く、8.3mmもディープで、重心角も31.5?29度と小さくなった。低重心率も高め、吹け上がりづらくなっています」

松山英樹が使う低スピンモデル『ZXi RKT LS』ではさらに顕著で、重心距離が43?40.9mmへ短くなり、重心角は28?23.5度へ4.5度も減っていた。また、重心深度も3.5mm浅くなり、左への巻き込みを恐れず思い切り振っていける、エネルギーロスのない本格ヘッドへと変貌を遂げたという。

高MOIの『ZXi RKT MAX』も重心距離を3.1mm短い40.89mmに短縮し、重心角33.5度のやさしさとつかまりを維持して大型ヘッド特有の振り遅れを解消。そして、いま女子プロに大人気になっている、450ccヘッド『ZXi RKT TR』は重心距離が4.0mmも短くなり、重心角27度と操作性が抜群になっていた。 ■ 「打てばわかる」国産メーカーの真価をVGFSで体感すべし 昨今は海外ブランドの華やかなプロモーションに目が向きがちだが、藍川氏は今年の国産ドライバーの完成度について「本当に国産を試して後悔のない年」だと言う。

「例年、海外メーカーは外側からの評価やマーケティングがうまいですが、スリクソンのような日本のメーカーの良さは『実際に店舗で打った時の体感』にこそある。特に今年は、技術を磨きに磨き込んで『打ってみたらめちゃくちゃ良い』という、感動があるんですよ。前作のイメージで避けている人がいるとしたら非常にもったいない。コレはPRGRも同様で、VGFSの推奨内容もさることながら、出来れば両社とも初速とミート率の出方に注目して試打してほしいですね」 VGFSの診断でも、インパクト時のフェース角に応じて「開く人はMAX」「ニュートラルはZXi RKT」「閉じる人はLS」と最適ヘッドが明確に判定されやすいという『ZXi RKT』シリーズ。“ロケット級の初速”と構えやすさの真偽は、お近くのVGFS設置店で体感してみてほしい。 ◎取材協力/ヴィクトリアゴルフ世田谷店

<ゴルフ情報ALBA Net>

【関連記事】