<コスモヘルスカップ 第54回 日本プロゴルフグランドシニア選手権大会 事前情報◇31日◇南総カントリークラブ(千葉県)◇6621ヤード・パー72>60歳以上のシニアプロ日本一決定戦となる「コスモヘルスカップ 第54回 日本プロゴルフグランドシニア選手権大会」が、9月1日(火)から2日間の日程で開催される。
【写真】65歳を超えているとは思えない! 原辰徳氏のパワフルスイング
今年の3月に60歳を迎え、グランドシニアのカテゴリーに加わった寺西明にとって、今大会が待望の初戦となる。4月の「関西プロゴルフグランドシニア選手権大会」にエントリーしていたものの、ケガのため出場できず。思わぬ形でデビューが延び、今回が自身初のグランドシニア競技となる。寺西は30歳でゴルフを始め、49歳でプロテストに合格してシニアデビュー。1年目の2016年に初シードを獲得すると、20年にはシニアツアー賞金王に輝いた異色の経歴を持つ。11年前、初めてシニアツアーに参戦したときとは、迎える舞台も心境も違う。多くの先輩たちが待つグランドシニアの舞台へ、今度は“新人”としてではなく、経験豊富な60歳の選手として乗り込む。「11年前かな。初めてプロになってシニアツアーに参戦させていただいた時の“新人”の時よりは、皆さん、顔なじみがいっぱいいて、仲良くさせていただいている。あの時の“よそ者扱い”というのはないですね。今はもう60歳になって、『これがゴルフの楽しみ方なんやな』っていうのも一つ、覚えさせていただいています。でも皆さん、勝ちに来られているので、そのぶんやはりピリピリしていますね」ただ、状態は万全とはいかない。今年のシニアツアー開幕戦「ユニテックスシニアオープン」では、痛めている半月板の影響で棄権。それでも5月の「すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント」で2位に入るなど、ここまで3度のトップ10入りを果たしている。一方、2週前の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」は13位。さらに股関節の痛みも出てきたことで、状態は悪化している。大会前日の練習ラウンドも9ホールだけ通常通りにプレーし、後半はグリーン周りの確認にとどめた。病院で診断を受けても「なにもない」という結果だった。それでも、体の変化には60歳を実感せずにはいられない。「先輩たちがみんな、『60歳になったらあかんようになる。一回、山があるぞ』と言っていたけど、本当にあかんようになるね」。体の変化も、グランドシニアの仲間入りを実感させる。ケガを抱えながら迎えるグランドシニア初戦。それでも、日本一の称号が懸かる以上、勝負への思いは揺らがない。「勝ちに来ているし、勝たなきゃいけない。勝つのも、今年が一番チャンスがある。そういう意味では、準備できたらよかったんですけど、体も痛めているのでそこは相談しながら。でも出る限りは勝ちにいきます。満身創痍(笑)。でもやり出したら、そんなこと言ってられない。デビュー戦、勝ちたいね」満身創痍でも、勝ちに行く。60歳で迎える新たな初戦は、いきなり日本一を懸けた大舞台。寺西が、経験と闘志を武器に“デビュー戦”へ挑む。
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