300ヤードを飛ばすドラコン女子プロは、シャフトの性能を最大限に引き出している。そのためには、シャフトの正しいしならせ方を理解することが重要だ。ポイントとなるのは、始動、切り返し、そしてインパクト。それぞれの場面でシャフトはどちらの方向にしなるのが理想なのか、フィッターの吉田智氏が解説する。
【連続写真】ドラコン女子・松浦美侑は実際にどうしならせている? しなり戻りで飛ばす300ヤードスイング
◇ ◇ ◇ドラコン女子プロのスイングを見ると、シャフトを最大限にしならせて300ヤード飛ばしています。正しいシャフト挙動を理解すれば、スイングの質も向上するので、ぜひ覚えておいてください。まず、スイングの始動とインパクトでは、正面から見たときにシャフトは逆C字にしなります。一方、トップから切り返しでは、シャフトはC字を描く「順しなり」となるのが理想です。それぞれの動きを詳しく見ていきましょう。始動では、わずかですがシャフトは逆しなりをしています。この動きを理解すると、手先だけでヒョイとクラブを上げることがなくなります。ヘッドを最後に動かす意識を持つことで、体幹を使った理想的なテークバックがしやすくなります。シャフトが最も大きくしなるのは、トップから切り返しのタイミングです。このときの順しなりを感じられるようになると、上体から動いて打ちにいくミスを防げます。シャフトがしなり切るのを待ち、一拍置いてから切り返すくらいの余裕を持つと、その感覚をつかみやすいでしょう。切り返しで順しなりしたシャフトは、インパクトに向かって逆しなりの方向へ動いていきます。逆しなりした状態でインパクトするイメージを持てば、手元が左に流れにくくなり、正しいリリースができます。ドライバーであれば、ロフトどおりにややアッパー軌道となり、フェースもスクエアな状態でボールをとらえやすくなるでしょう。始動、切り返し、インパクト、それぞれの場面でシャフトがどのようにしなるのかを理解すれば、体の動きにも良い影響を与え、スイングのクオリティを高められます。シャフトのしならせ方をしっかり覚えておきましょう。
■吉田 智よしだ・さとし/研修生、クラブメーカーのツアーレップなどを経て、現在はフィッティングスタジオ「プレミアムゴルフスタジオ」を主宰。プロ、アマ問わず幅広い層にフィッティングを行っている
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