<KPMG全米女子プロ選手権 最終日◇28日◇ヘイゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)◇6760ヤード・パー72>ボギーが重なりフラストレーションが募るラウンドとなった。終盤にイーグルを奪っても、それが渋野日向子を潤すものにはならい。「結構イライラがたまる」。最終ラウンドは1イーグル・2バーディ・6ボギーの「74」。今季最後の米本土メジャーを64位で終えた。
出だしの10番は左ドッグレッグ。ティショットは木がスタイミーになる左サイドへ飛び、グリーンを狙えずボギー発進と、いきなり暗雲が立ち込めた。11、12番はグリーンを捉えながらチャンスを生かせず。それでも13番パー3では、グリーン左端に切られたピンに対し、さらに左へつけるショットでバーディを奪った。ただ、流れには乗り切れず、その後もボギーが積み重なっていった。それでも終盤7番パー5で、見せ場を作る。3番ウッドで放った「いい感じ」のセカンドが3メートルにつき、重苦しい空気を変えるイーグルに。ただ残り2ホールへ弾みをつけたいところだったが、「チャンスにつけながら入らなかった」と最後まで流れを変えることはできなかった。「ショットはそれほど悪くないと思いますが、パッティングでチャンスを決め切れずリズムに乗れなかった」1ラウンドあたりの平均パット数は『30』で全体41位タイ。ショットで何度もチャンスを演出しながら、「初日はいいリズムで打てていた」パットは日に日に鳴りを潜めた。「ラインも読めず、打った瞬間から外れる」。もどかしさがグリーン上で積みあがっていくばかりだった。それでも6月初旬の「全米女子オープン」は14位、勝みなみと組んだダブルス戦の「ダウ選手権」は5位と好成績が続いた。先週の「マイヤーLPGAクラシック」は予選落ちに終わったものの、ショットには確かな手応えをつかんでいた。「全米からいいショットも増えてきた感じもあります。まだまだではありますが、多少はゴルフになってきている感じ」ツアーはここから米国本土を離れ、欧州連戦へと舞台を移す。「しっかり休んで、エビアンに向けていい気持ちで迎えたい」。6月の戦いを終え、ショットへの手応えを胸に、次なるメジャーへ視線を向けた。(文・齊藤啓介)
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