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米女子ツアー今季日本人初V! 山下美夢有の試行錯誤がうかがえる14本を専門家が解説【女子プロセッティング】

「マイヤーLPGAクラシック」にて、プレーオフを制して今季初優勝を挙げた山下美夢有。彼女の開幕時のセッティングを、クラブフィッターの吉川仁氏に解説してもらった。

【写真】山下美夢有の14本 使い込んだ軟鉄鍛造アイアンには打痕がビッシリ

◇ ◇ ◇山下美夢有は日本ツアー時代のプロ1年目からセッティングの番手構成はほとんど変えていない。ドライバー、3W、5W、4U、5Uというウッド5本と、6番からPWまでのアイアンセット、そして3本のウェッジ、パターという組み合わせだ。 しかし今年は、ロフト21度の7番ウッド『スリクソン ZXi』をテストしている様子も。その理由はどこにあるのか? 「おそらくグリーンを狙ったときに高さを出したいという狙いがあると思います。7番ウッドと4番UTのロフトはほとんど同じですが、7番ウッドの方が長くて重心が深いので高さを出せます。だから自分の技術でしっかりフェースターンできるなら7番ウッドの方がやさしく感じるでしょう。おそらく、試合によって使い分けているのだろうと思います」 アマチュアも4Uより7Wの方がやさしいのか? 「それは一概には言えません。7番ウッドの標準的な長さは約41.5?42インチ、4番ユーティリティは約40インチ。ユーティリティの方が短くて打ちやすいという人もいます。中・上級者でフェースをしっかり返せるタイプだと4番ユーティリティはつかまり過ぎることがありますね」 昨年の前半は『スリクソンZXi LS』ドライバーを使っていた時期もあったが、シーズン途中から『スリクソン ZXi』にスイッチ。今年も引き続き同モデルを使っている。 「ドライバーも弾道を高くしたいという意図があるのでしょう。ただし、『ZXi LS』の振り感は気に入っていたのだと思います。『ZXi』でもソールの前方に鉛を貼って重心を浅くしています。ドライバーの変更や7番ウッドをテストしている所を見ると、1シーズン戦うために“やさしさ”を求めているように思えますね」 アイアンセットは昨年から変わっていないが、吉川が気になったのは『DG85』のシャフトだった。「アイアンとドライバーのシャフトはまったく違うタイプを選んでいます。ドライバーの『スピーダーNXグリーン』は手元がしっかりしていて、中間から先が走るタイプ。一方、アイアンの『DG85』は手元がしなる粘り系で、先端側がしっかりしています。飛ばしたいドライバーと止めたいアイアンで明らかに特性を分けています」 そして注目はパター。昨年のエースパターは「スパイダーツアーX」だったが、今年の練習日にはオデッセイのゼロトルク系「スクエア2 スクエア TRI-HOT ジェイルバード」を試していた。山下はパターをよく変える選手。日本ツアーで年間女王になった2023年も1年間で5本のパターを使っていた。 「今までもマレット型のパターを好んで使っていましたから、フェースを開閉したくないタイプ。フェースを開閉しないなら『ゼロトルク』との相性は悪くないはずです。それと、ゼロトルク系は狙ったラインに打ち出しやすいという利点もあります」 勝利のために、さまざまな試行錯誤をしていた山下。今季残りもどのような活躍を見せるか楽しみだ。▼山下美夢有のセッティング 1W:スリクソン ZXi(9度/スピーダーNXグリーン40SR→ヴァンキッシュVV 3S)3・5W:スリクソン ZX Mk II(15・18度/スピーダーNXグリーン50SR)7W:スリクソン ZXi (21度/スピーダーNXグリーン60SR)4・5U:スリクソン ZX Mk II(22・25度/ベンタスブルー7S)6I:スリクソン ZXi5(DG85 R300)7I〜PW:スリクソン ZXi7(DG85 R300)48・52・58度:クリーブランド RTZ(DG95 R300)PT:テーラーメイド スパイダーツアー XPT:オデッセイ スクエア 2 スクエア TRI-HOT ジェイルバードBall:スリクソン Z-STAR XV■解説::吉川 仁よしかわ・じん/「4plus Fitting Labo & Golf Salon」主宰。スイングとギアの両面に精通し、「ギアーズ」や「トラックマン」を駆使して、悩めるゴルファーのギア選びをサポートする。◇ ◇ ◇最新ドライバーがたくさん出すぎてどれを選べばいいか悩む! そんな人は関連記事『 最新ドライバーは【ストレート】【セミアーク】【アーク】の3つの開閉度合で選べ!』で悩みを解決

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