<日本女子アマチュア選手権 Presented by カープレミア 初日◇16日◇北海道ブルックスカントリークラブ(北海道)◇6578ヤード・パー72>2年前の2024年8月に行われた「全国高等学校ゴルフ選手権」、通称・緑の甲子園の女子団体の部を制したのは4人全員が1年生の大阪桐蔭高だった。その時のメンバーも現在3年生。ナショナルチームメンバーで、当時の優勝メンバーのひとりだった岩永杏奈を筆頭に、今年、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストを受けられる年齢にもなっている。
【写真】懐かしい! 尾関彩美悠は高校3年時に日本女子アマを制した
初日を2アンダーの9位タイで滑り出した中越百々香は、岩永と同級生の大阪桐蔭高3年。1年生の時に一緒に全国制覇を成し遂げた選手だ。「日本女子アマは初めてで、ここに出場することを目標に頑張ってきました。結果を残したい」。緊張があっても不思議ではない初日だが、「リズムが速くならないことと思い切り振ることを心がけて」いい位置で終えることができた。奈良県出身の中越は、高校からほど近い自宅から通学し、高いレベルのなかで腕を磨いている。「(自宅が)大阪寄りなので近かったのと、同期に岩永とか強い子が入ると聞いて、競いながら自分も成長できると思って大阪桐蔭にいきました」。今年の日本一の女子アマゴルファーを決める大会にも、岩永や1学下の伊藤柚葵ら同じ釜の飯を食う仲間が出場しているが、その姿も刺激にもなっている。「負けたくないと思っていますし、技術を盗み合いながら、みんなで成長している感じです」。初日は1アンダー・14位タイだった岩永らを抑え、チームの最上位につけた。今年のプロテスト受験に向け、現在はショット力を磨く日々。平均飛距離はトータル280ヤードを誇る大阪桐蔭高No.1の飛ばし屋で、ここは本人も「(松蔭高3年の)後藤あいの次ぐらいですね」と胸を張る部分でもある。たださらに上のレベルを目指すうえでは、「飛距離を武器に戦ってきたけど、チャンスにもっとつけられるように磨いていきたいです」とピンを狙うショットの重要性を感じている。練習ラウンドでは一日3アンダーは取れると見込んでいたため、「最後(初日の18番)のボギーがちょっと悔やまれる」と満点ラウンドではなかったが「内容的にはいいゴルフができている」とうなずける場面も多い。「めっちゃ楽しんで、自分のゴルフで4日間回りたい」。ここで勝てば、プロテストも最終から出場することができるため、それもモチベーションだ。全国制覇も成し遂げ、日本女子アマにも出場できる実力を持ちながら「メンバー争いも厳しくなっているので、“私しかいない”と思わせられるようにここで結果を残したい」と、部活内のレギュラー争いは危機感を抱くほど。日頃、レベルの高い仲間たちと磨いている力は本物だ。(文・間宮輝憲)
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