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「一緒にゴルフができてよかった」 ダブルス戦が縮めた原英莉花と櫻井心那の“距離”

<ダウ選手権 2日目◇12日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301ヤード・パー70>ともにルーキーイヤーの原英莉花、櫻井心那にとって、もちろん今大会は初出場。原&櫻井ペアは決勝進出こそ逃したが、それ以上に大きなものを得た2日間となった。

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これまで挨拶を交わす程度で、深く話す機会はほとんどなかった2人。しかし、このペア戦をきっかけに一気に距離が縮まった。試合前には2時間みっちりコミュニケーションを取り、共通点探しからスタート。気づけば「(最初にペアが)決まってなくてよかったね」と原が言えば、「一緒にゴルフができてよかった」と櫻井も笑顔で返す。2日間で絆は確実に深まった。この大会を通じて、互いの知らなかった一面にも触れた。原は櫻井について「本当にいい子。しっかりゴルフに向き合っている選手」。一方の櫻井も、明るく振る舞う先輩の姿を見て「チーム原英莉花がいい雰囲気で、周りに気を配れる。そういうところを磨かないといけない」と刺激を受けた様子だった。とはいえ、予選落ちという結果はもちろん悔しい。初めて経験するフォーマットに、2人とも手探りの状態で臨んだ。フォアサム形式(1つのボールを交互に打つ)は難しい。そんな前評判は、このペアにも当てはまった。マネジメント面では考え方が似ているという2人だが、原は「アプローチがダメでした」、櫻井は「難しいアプローチをさせてしまって、ショットで左を消せなかった」と反省。初日は7オーバーと苦しいスタートになった。巻き返しを狙った2日目は「66」と4つ伸ばした。「前半は良い感じの流れでしたが、後半はバーディパットが入らなくて」と原は唇をかんだが、そのもどかしさを吹き飛ばす一打が後半17番に待っていた。109ヤードのセカンドショット。櫻井が48度のウェッジで放ったボールはピンへ一直線に向かう。「完璧」だったショットは、そのままカップへ吸い込まれショットイン・イーグル。ギャラリースタンドからは大歓声が沸き起こった。予選落ちという結果に終わったものの、この一打は2人にとって忘れられない思い出になったはずだ。ラウンド中も笑顔で会話を重ねる姿が印象的だった。原は「ちょっと固くなっていたゴルフが、前向きになれた」、櫻井も「今年は守りのゴルフをしていたので、攻めのゴルフを気づかされた」と、今後の戦いに向けてヒントを掴んだ。通常のツアー競技でありながら、普段は見られない選手の素顔や、ペアを組んだからこそ生まれる絆がある。シーズン唯一のダブルス戦は、スコア以上に大切なものを得られる舞台でもある。(文・齊藤啓介)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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