<全米女子オープン 3日目◇6日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6889ヤード・パー72>午前と午後で風が強弱を繰り返す難コンディションの中でも、畑岡奈紗は「大きく崩れることなくできている」と3日間の戦いを振り返り、首位と2打差で迎える最終日へ静かに視線を向けた。
【連続写真】畑岡はまるで“サスペンション” 強さの秘密は足にあった
この日はパーオン率56%にとどまったものの、ショートゲームがスコアを支えた。「アプローチでセーブできるところもあった。そこが我慢できたところ」と、11番ではチップインバーディを披露するなど、要所でのリカバリーが光った。一方でティショットの安定性には課題も残る。「少しタイミングが合わなくて右に行ってしまうところがあった」と振り返り、初日から80%台の高水準をマークしてきたフェアウェイキープ率も、この日は64%に低下。「その辺を修正して頑張れたら」と、最後のピースをはめるべくラウンド後も球を打ち込む。慣れないキクユ芝、ポアナ芝のグリーン、長いホールが続くリビエラ。それでも「組み立てとしては大きく崩れることなくできている」と、自己評価も高い。今大会でメジャー41回目の挑戦となるが、大舞台での緊張は今も消えない。だが、その向き合い方は変わりつつあり、「少し緊張しているくらいの方が集中できる」と、このプレッシャーもどこか心地が良い。「全米女子オープン」ではこれまで悔しい思いを重ねてきた。2021年大会では笹生優花とのプレーオフで敗れ、2023年大会では単独首位で最終日を迎えながらも頂点には届かなかった。米ツアー参戦も今年で10年の節目。「どんな状況でも諦めず、自分のベストを尽くすこと」をモットーに、悲願のメジャー制覇へ最後の18ホールに挑む。(文・齊藤啓介)
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