<全米女子オープン 2日目◇5日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>朝は曇り空に包まれ、昼前になると青空が広がる。それに合わせるように風も強まり、リビエラCCは刻々と表情を変えていく。初日に風の強い午後をプレーした選手たちは、比較的穏やかな午前スタートとなる2日目での巻き返しを狙った。神谷そらはまさにプラン通りのラウンドを遂行した。
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「初日が午後だったので、初日に耐えて2日目に伸ばせればいいなというプランでした」。その言葉通り、初日1オーバーで、2日目は5バーディ・2ボギーの「68」でプレー。トータル2アンダーまで伸ばし、優勝争いに加わる位置で決勝ラウンド進出を決めた。「グリーンもがきれいな状態だったので、しっかり打つことを意識した」とパッティングがさえた。前日はラインを探りながらの慎重なタッチが多かったが、この日は積極的にカップを狙い、オーバーさせる攻めの姿勢を貫いた。午後になるにつれてポアナ芝が伸び、「肉眼でも分かるくらいぼこぼこしていた」というグリーン。だからこそ、午前中の好条件を生かしたかった。「きょう頑張らないとと思っていました」。その思いがスコアにつながった。日本ツアー屈指の飛距離を誇り、2023年、25年とドライビングディスタンス1位に輝く神谷にとっても、リビエラCCは簡単な舞台ではない。「日本より確実に長い」と感じる一方で、フェアウェイをとらえればランも出る。ウェッジで狙えるホールもあれば、長いクラブを握らなければいけないホールもあり、「14本全部使って攻略しないといけないコース」と頭をフル回転させる。さらに選手たちを苦しめるのが独特の芝質。グリーンだけでなく、グリーン周りやフェアウェイにも日本ではなじみの薄いキクユ芝が広がる。葉が太くかなり粘り気のある芝。「初めてだったので全然予想がつかなかった。がむしゃらに頑張ろうと思っていた」。未知のセッティングでもアンダーパーをマークしたことは、大きな自信にもつながる。「チャレンジャーなので失うものは何もない」。メジャー初出場だった24年大会は予選落ち。それでも2度目の挑戦でつかんだ全米の週末の舞台は、自分のゴルフを貫くつもりだ。(文・齊藤啓介)
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