「シェブロン選手権」で12位に入り、今後の活躍が期待される竹田麗央。フェードボールが武器の彼女のスイングをプロコーチの南秀樹が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。
【連続写真】右足5:左足3のトップを作り、インパクトでは左足体重で打つ 竹田のドライバースイング
◇ ◇ ◇ちょっとやそっとじゃ崩れない。竹田プロには再現性の高さに加えて、雨や風の外的要因にも負けない強さを感じます。以前に比べて左右の体重移動が抑えられたことで、重心が低く、良い意味でスイングが重くなったように見えます。重心が低く、重く見えるのですが、ヒザを曲げて姿勢を低くしているわけではありません。下半身に力感があり、上半身は程よく力が抜け、上半身と下半身が上手く分離。スイング中に体が浮くことがなく、力強く動く下半身が、低さ、重たさを感じさせるのです。インパクト付近では肩をタテに回転させます。この動きだけを見れば、クラブは寝やすくなりますが、竹田プロは決してクラブが下から入ることはありません。以前に比べ、体の傾きも少なくなっているので、入射角が安定。ドライバーやフェアウェイウッド、長いクラブでの操作性が向上しているのではないかと思います。竹田プロのように力強く下半身を使うには、徐々に足に力を入れること、また番手に応じた左右の体重配分を意識してみてください。アドレスでは歩くようなリラックスした状態から、上半身を捻りクラブを上げていく過程で、0だった下半身の力感を徐々に強めていく。動きに合わせて、足に体重が乗っていくわけです。トップで10のうち両足に8程度足に力が入るイメージを持ちましょう。バックスイングで右股関節が上手く入れば、太モモに力が入りバックスイングでパワーが溜まります。このとき、注意したいのがトップでの左右の体重配分。ドライバーでは右足5に対して左足3の体重配分でいることが大事。「ダウンで左足に乗るがよくわからない」と悩む多くのゴルファーが、右足に乗り過ぎている傾向があるんです。また、右足7:左足3のイメージでトップを作ると、逆に右足に乗り過ぎるかスエーするリスクもあるので、注意してください。理想の重心を作るには、頭の位置も重要になります。トップで右足5:左足3の理想の体重配分であるドライバーでは、スタンスの中央に左耳にくるのが目安。左軸で打ちたいアイアンは右足2:左足6のトップを作り、頭がど真ん中に位置します。ドライバーとアイアンでは入射角が変わってくるので、左右の体重配分が変わってきます。このトップが作れれば、切り返しで両ヒザの間隔が広がる、またはキープされるように力強く足を使えます。飛ばしにつながる左足体重のインパクトとなり、体とクラブが引っ張り合いヘッドが加速。飛距離アップが実現できると思いますよ。■竹田麗央たけだ・りお/2003年生まれ、熊本県出身。24年「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を挙げると、勢いそのままに年間8勝。山下美夢有を抑えて年間女王に輝いた。25年から米女子ツアーを主戦場に移し、「ブルーベイLPGA」で米ツアー2勝目を挙げている。ヤマエグループHD所属。■解説:南秀樹プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。◇ ◇ ◇●石川のドライバースイングを分析! 関連記事「石川遼のスイングが原点回帰! 若い頃の『右ヒザの送り』が戻り、怖いもの知らずの躍動感再び」で詳細が分かります。
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