通算113勝を挙げ、世界ゴルフ殿堂入りも果たした不世出のプロゴルファー・ジャンボ尾崎。彼のクラブ開発を任されていたのが、マスダゴルフのクラブデザイナー・増田雄二氏だ。今回は増田氏に、ジャンボが使っていた2本のドライバーについて語ってもらった。
【写真】極小ヘッド×ハイティで300ヤードを連発 実際にジャンボが使用したメタルドライバー
◇ ◇ ◇人並み外れて飛ぶがOBも多い。1980年代前半のスランプの元は多過ぎるスピン量でしたが、それを解決したのが、1979年に創業し、当時はまだ新興ブランドだったテーラーメイドのメタルドライバー『ツアープリファードメタルウッド ツアーバーナー』でした。柔らかいパーシモンと糸巻きボールはパワーを受け止め切れなかったものの、硬くて球離れの速いメタルフェースがスピンを減らしてくれたんです。テーラーメイドを使い始めた87年にジャンボさんは「中日クラウンズ」と「フジサンケイ」で連勝。時代がパーシモンからメタルへと動いた瞬間だったと思います。
「テーラーメイドを越えるドライバーでなければ使わない」というジャンボさんのためにブリヂストンが総力を挙げて作り上げたメタルドライバーが『J’sメタル JB-MODEL Rタイプ』。JUMBOのイニシャル“J”をブランド名としています。「体積はパーシモン並みの180ccで当時のメタルヘッドとしては大型。ジャンボさんの豪打を目の当たりにしたジャック・ニクラスも使ったほど、これは世界一だと言っていましたね。『J’s』には洋ナシ型の『P』もありましたが、ジャンボさんが使っていたのは丸型の『R』です。見たままの浅重心でスピンが少ないのが特徴です。
尾崎将司おざき・まさし/ 1947年生まれ、徳島県出身。前人未踏の113勝(日本ツアー94勝)、賞金王12回を達成。男子ツアーを牽引すると同時に使用する用具でもゴルフ界に大きな影響を与えたレジェンド。2025年12月逝去。解説・増田雄二氏ますだ・ゆうじ/ジャンボの第二次全盛期をチーフクラブデザイナーとして支える。(有)マスダゴルフ代表。「ジャンボさんは勝ち方にこだわり、誰よりも遠くへ飛ばしてギャラリーを喜ばせようとしていました」。◇ ◇ ◇●ジャンボの使用ギアを徹底調査。 関連記事「ジャンボが監修した往年の名器たち! J'sメタルドライバー、チタンマッスルアイアン、P/S……」でその秘密が分かります。
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