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岩井明愛&岩井千怜は米2年目のシーズンへ「まだまだスタートラインです」【2026年米女子開幕直前インタビュー・前編】

日本の最強ツインズは、今年、米2年目のシーズンを迎える。姉・岩井明愛と妹・岩井千怜は、ルーキーイヤーを過ごした昨年、ともに初優勝を飾り、ツアー史上初の双子Vを達成した。そんなふたりの転戦裏話は? 新シーズンの抱負は? 余すところなく聞いた。(取材/構成・笠井あかり、取材協力・ヨネックス)

【写真】岩井ツインズのプライベートにお邪魔しました!

◇――2025年を振り返って明愛「ふたりで初めてアメリカツアーに挑戦して、ふたりで優勝できました。チームにも支えられて100点満点の年でした」千怜「ふたりとも米ツアーで勝てることができました。まずは勝つことが目標だったので、それを達成することができてよかったです」※千怜は5月「リビエラマヤオープン」で、明愛は8月「ザ・ポートランドクラシック」でツアー初優勝を果たした――100点満点は想像以上の結果か明愛「想像していたよりよかったかもしれないです。優勝よりは、シード権を取るというのが最初の目標でした。優勝できて、自分の想像よりはちょっと上でしたね」千怜「私も最初はシード権が目標でした。でもやっていくうちに、シード権より“勝ちたい”という気持ちになっていって…。それで勝つことができた。それは5月だったけれど、その後にもまた高い目標ができた。満足をしてはいない一年だったと思います。もう少し、勝てる試合もあったと思う。大きい目標に向けていま進んでいる状態で、まだまだスタートラインです」――米国のルーキーイヤーと、日本のプロ1年目を比較して千怜「けっこう似ていた…」明愛「似ていたよね」千怜「やっぱり。(明愛も)そう思っていた?」明愛「結果を出さないといけないし、新しい環境の雰囲気にまだ慣れていなかったし。すべてが自分たちにとって初めてだったから」千怜「コースもそうだし、場所、土地、食べ物、すべてが新鮮でした。日本ツアーの1年目を思い出しながらやっていました」明愛「そうだね。いつもチャレンジャーの気持ちだけど、プロになった時のような、初心に帰ったというか。そんな気持ちでした」――とはいえ、堂々と戦っていたようにみえた明愛「試合に入るとあまり変わらないですね。一打一打に集中するので」千怜「日本のルーキーイヤーの時よりは“土台がある”という自信が少しありました。土台が体に染み込んでいるので、それが自信になって、挑めたと思います。日本のツアーで、優勝も、優勝争いの数もしてきたし」明愛「確かに。いいときばかりじゃないけれど、悪いこともまあまあ乗り越えてきた。そういうことがあると、次にチャレンジするときも、ちょっと自信を持てるかもしれないです」――最もうれしかったことはやはり優勝?千怜「いや、タイの友達にご飯に誘われたときが一番うれしかったかも(笑)。シーズンに入ってすぐの2月、ご飯にいきました」明愛「めちゃくちゃうれしかったね。人に誘われるのももちろんうれしいけれど、海外のあまり知らない場所で、数人できた友達だったんだよね。その方が誘ってくれてすごくうれしかったです」――海外選手のつながりで言えば、千怜プロが優勝した時にウォーターシャワーをかけてくれた台湾選手もいた千怜「2年くらい前、メジャー大会に出たときから交流があって、試合で話しかけてくれたりして、すごくいい人です。優勝した時に、まさか来てくれると思っていませんでした」――キャディバッグ、ドライバーと、ヨネックスのギアでもらしさが出ていた千怜「75(7月5日生まれでキャディバッグなどに刻印している)も少しずつ浸透しているのかなと実感しています。千怜のピンク、明愛のブルーは、海外の人にも知ってもらえた。海外もそうだし、日本でも、ファンのみなさんに名前を一番知ってもらえた一年だったと思います」明愛「キャディバッグがめちゃくちゃ好評で。海外の方も“バッグいいね”“クラブのカラーいいね”“かっこいい”と言ってくれる。作ってくれたヨネックスのみなさんに感謝です」――改めてヨネックスクラブの良さは?千怜「カーボンシャフトですかね。スチールを使っている人が多いと思うけど、ヨネックスさんは、バドミントンの用具なども作っていて、カーボンが売り。ゴルフでもカーボンシャフトがいろんな種類、色がある。ファッション的な感じでカラー展開も楽しめます」■岩井明愛(あきえ)・岩井千怜(ちさと)2002年7月5日生まれ、埼玉県出身。2021年6月のプロテストに姉妹で合格。レギュラーツアーでは千怜が22年、明愛が23年にツアー初優勝。24年末に米最終予選会(Qシリーズ)に挑戦してともに突破。昨年から米ツアーを主戦場に戦い、明愛は8月「ザ・ポートンランドクラシック」、千怜は5月「リビエラマヤオープン」で初優勝を果たした。明愛は米1勝、日本6勝。千怜は米1勝、日本8勝。ホンダ所属

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