JPDA(一般社団法人日本プロドラコン協会)所属のドラコンプロ・柳井紗奈は、身長156cmながら最長飛距離382ヤードを記録する驚異の飛ばし屋。そのドライバースペックを見てみると、独特のチョイスが光っている。今回はその全貌をレポートする。
【写真】30g台のフレックスSシャフトをオーバースイングからしならせ打つ柳井のドライバースイング
柳井が現在使用しているのは、ヤマハの新ドライバー『RMX DD1』に『ヴァンキッシュ 3S』という組み合わせだ。普段の弾道データを見てみると、飛距離296ヤード、スピン量2414回転、打ち出し角14度、ヘッドスピード49m/s、初速67m/sを記録している。かなりのハードヒッターだが、30g台・フレックスSというスペックは軽くて軟らか過ぎるようにも思える。「以前は6Xを使っていましたが、“もっと飛ばすにはどうすればいいか”と探求した結果、私は体を開かずに打つタイプなので、シャフトのしなりを最大限に活かせる軽軟スペックに変更しました。JPDAのドラコンプロは46インチまでしか使えないルールがあり、男女ともに軽くて軟らかいシャフトを使う傾向があります。男子でも40g台のSRが普通なんです」ヤマハの強弾道ヘッドに軽軟シャフトを組み合わせ、“しなりを活かして振る”という最近のトレンドを取り入れた結果、現在は『ヴァンキッシュ 30S』を使用。飛距離だけでなく精度も向上しているという。ドラコン競技でヤマハのヘッドは珍しい印象だが、飛距離性能はどうなのだろうか。柳井は以前、『RMX VD/M』ヘッドを使用していたが、最近は新作の『RMX DD1』を投入している。「『RMX VD/M』は構えたときの顔やくいつく打感が合っていて使っていました。新作は直進性が非常に高く、ミスに強いというのが第一印象ですね。ヒールに当たってもフェードして枠に戻ってくれるので、とても助かります」軽くて軟らかいシャフトと、ミスに強いヘッドの組み合わせで飛ばせるというのなら、一度試してみたくなる。◇ ◇ ◇人気シャフトを調査。関連記事『飛ばない原因はヘッドでなくシャフト? 最新ドライバーシャフト32本を徹底分類!』を読めば、その秘密がわかる。
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