今年もさまざまなタイプの新作パターが登場している。特にパターは形状の種類が多く、フェースインサートの素材も異なるため、選ぶのが難しいクラブのひとつだ。そこで今回、最新34モデルを試打し、「操作性」と「コロがり」の2軸で性能早見表を作成した。
【写真】話題のゼロトルク系パター6モデルをコロがりと打感は?
パターに精通するティーチングプロ、追分浩一が最新34モデルを実際に試打。タテ軸を「ボールのコロがりの強さ」、ヨコ軸を「操作性」として分類し、性能早見表を作成した。タイプは以下の4種類に分かれる。真っすぐストロークできる【ストレート系】、わずかにフェースを開閉する【セミアーク系】、フェースターンで打つ【アーク系】、新感覚の【ゼロトルク系】。表を見ると、右上に位置するのは“コロがりが良く、フェースターンで打てる”アーク系モデル。『スタジオスタイル ニューポート2』『スタジオスタイル ニューポート プラス』『オデッセイ Ai-ONE ミルド ONE T』など、人気のブレード型が並んでいる。意外だったのは、山下美夢有や岩井明愛が使用する、フェースの開閉が可能なネオマレット系モデルが右上に位置している点。『スパイダー ツアーX トゥルーパス スモールスラント』、『スパイダー ツアーX クランクネック』など、マレット特有の直進性を備えつつ、球をつかまえる感覚が持てる点が評価されているようだ。一方、最近注目を集めているゼロトルク系は、表の左側に位置する。『オデッセイ Ai-ONE スクエア2 スクエア ジェイルバード』、『オデッセイ Ai-ONE スクエア2 スクエア MAX1』などは、フェースの開閉がなく、それでいて“しっかりコロがる”球が打てるとあって、アマチュアにも人気が高い。ツアープロの間で大流行中の『L.A.B.GOLF DF3』、『L.A.B.GOLF OZ.1』、『テーラーメイド スパイダーZT』は左下に位置する。ハンドファースト形状でストレート軌道に振りやすく、さらに“コロがりすぎない”インサート素材が好評だ。「オートマチックに打てるのはフェースバランスの大型ヘッド(ストレート系)で、マニュアル操作でコントロールしやすいのはブレード型(アーク系)です。ショートパットに悩む人は“オートマ+コロがる”タイプを、ロングパットの距離感を合わせたい人は“マニュアル系”を選ぶのが鉄則ですね」(追分)性能早見表をチェックしながら、自分にピッタリのパターを見つけてほしい。【今回の試打リスト】★フェースを開閉できる 『アーク系』オデッセイ:Ai-ONE ミルド ONE Tテーラーメイド:TPトラスパター B1TH トラスヒールスコッティキャメロン:スタジオスタイル ニューポート2スコッティキャメロン:スタジオスタイル ニューポートプラススコッティキャメロン:スタジオスタイル スクエアバックスコッティキャメロン:ファントム5.5ピン:スコッツデール アンサー2Dミズノ:M.クラフト OMOI No.2コブラ:LIMIT3D ピスタ-45 3Dプロギア:PRGR デザインパターBC-33プロギア:PRGR デザインパターMS-63PXG:バトルレディ2 トルピード★わずかに開閉する 『セミアーク系』オデッセイ:マイクロヒンジ 2-Ball V-Lineオデッセイ:Ai-ONE トライビーム 2-Ballテーラーメイド:スパイダー ツアーX クランクネックテーラーメイド:スパイダー ツアーX トゥルーパス スモールスラントスコッティキャメロン:スタジオスタイル ファストバックコブラ:LIMIT 3D ENZO-3D★真っすぐ打てる 『ストレート系』オデッセイ:Ai-ONE ジラフビーム ジェイルバード ミニピン:スコッツデール DS72ピン:スコッツデール プライム タインCピン:スコッツデール CRAZ-Eミズノ:M クラフトXキャスコ:9/9 デルタフェース タートル GOLD9/9本間ゴルフ:SAKATA LAB CNC プレミアム パター LOONG本間ゴルフ:SAKATA LAB CNC プレミアム パター メカニック★トルクゼロの新感覚 『ゼロトルク系』オデッセイ:Ai-ONE スクエア2スクエア ジェイルバードオデッセイ:Ai-ONE スクエア2スクエア ♯7オデッセイ:Ai-ONE スクエア2スクエア MAX1オデッセイ:Ai-ONE スクエア2スクエア MAX ストライプテーラーメイド:スパイダーZT(スタンダード)PXG:へルキャット ZTL.A.B.GOLF:OZ.1L.A.B.GOLF:DF3■解説 追分浩一おいわけ・こういち/パターの素材、形状、設計に精通しているティーチングプロ。自らパターロボットを製作してパッティングのメカニズムを研究するパターマニア◇ ◇ ◇人気パターを調査。関連記事『パター迷子必見!山下美夢有も愛用“セミアーク系マレット”、ショートパットが入る”ゼロトルク”がブーム!【最新34モデル試打】』を読めば、その秘密がわかる。
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