ルーキーながらレギュラーツアーにコンスタントに出場している都玲華のクラブセッティングを激写。そのこだわりの内容をレポートする。
【写真】2019年モデルのFWは、ややグースでつかまり顔だった
ドライバーは『スリクソン ZXi』(9度)を使用。さまざまなモデルを試した中で、つかまりのよさを高く評価したようだ。「ほかのモデルは少し弾きが速く、右に行ってしまう感覚がありました。このモデルはしっかりつかまってくれて、飛距離も出るのでいいなと思って選びました。打感もやや柔らかく、吸いつくような感じがありますね」ドライバーのシャフトはシーズン途中に『ツアーAD FI 5S』へ変更。「このヘッドとシャフトの相性がすごく良くて、替えてから飛距離が20ヤードほど伸びました。以前使っていた『GC』は少し柔らかいと感じていましたが、『FI』は『GC』の良さを残しつつ、わずかに硬くなったイメージ。厚く当てられる感覚はそのままで、私にはこの“ちょうどいい硬さ”がとても合っています」3W・5Wには『ゼクシオX 2019』(15度・18度)を採用。シャフトはドライバーと同じ『ツアーAD FI 5S』を装着している。「もう6?7年前のゼクシオをずっと使っています。一番の理由は打感と音ですね。『カキーン』という音が本当に良くて。学生の頃から愛用しているので慣れていますし、自分で全国の中古ショップを探し回って、今もストックを1本持っているくらいこだわりのあるクラブです。性能としてはつかまりが良く、芝の上からでもやさしく打てるところが気に入っています」アイアンは、6I・7Iに『スリクソン ZX5 Mk II』、8I?PWに『スリクソン ZXi5』を組み合わせたコンボセッティング。「『スリクソン ZXi5』の6番と7番を打ってみたところ、少し硬く感じて球がペラっといってしまう感覚がありました。そこで『ZX5 Mk II』に少し柔らかめのシャフトを合わせたところ、一番しっくりきました。8番以降は新しい『ZXi5』を使っています。このアイアンは評判どおり本当に良くて、構えたときの印象も抜けもいい。それに少しダフっても飛んでくれるので、とても助けられています」パターはいくつかのゼロトルク系モデルを試してきたが、現在は『L.A.B GOLF OZ.1i』で落ち着いているようだ。「私は構えるときにフェースを真っすぐ合わせるのが苦手で、少しブレてしまうミスがあります。でもこのパターは、地面にポンと置いたときの座りがすごく良くて、ズレずに構えられるんです。シャフトがゼロトルクなので、フェースを開閉せずにストロークできる感覚があります。インサートは柔らかいですが、ボールがよく転がって、少し飛んでくれるのも特徴です」そのおかげでショートパットでは、ラインさえしっかり読めば思ったところに打ち出せるようになり、「ほとんど外さなくなった」と話す。「自分にとって、とても信頼できる一本です」と気に入っている。独自のセッティングでツアーに挑む都。ツアー初優勝なるか、期待が高まる。【都玲華のクラブセッティング】1W:スリクソン ZXi(9度/ツアーAD FI 5S)3・5W:ゼクシオX 2019(15・18度/ツアーAD FI 5S)7W:スリクソン ZXi(21度/ツアーAD FI 6SR)5・6U:ゼクシオX(23・26度/ツアーAD VF HB75 R)6I・7I:スリクソン ZX5 Mk II(Miyazaki CODEX 8R)8I〜PW:スリクソン ZXi5(Miyazaki CODEX 8S)48・52・58度:クリーブランド RTZツアーラック(N.S.PRO 850GH R)PT:L.A.B GOLF OZ.1iBALL:スリクソン Zスター◆◇ ◇ ◇河本のギアを調査。関連記事『“ギア女子”河本結 アイアンの鉛の貼り方は番手ごとで全然違う! 58度だけシャフトが『モーダス3』の理由とは?】』を読めば、その秘密がわかる。
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