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人気アイアン上位のソールの接地面幅を調査! 抜けのいいモデルはどれ?

今回は、売れ筋アイアンのがなぜ選ばれているのかを徹底調査。その理由の一つは、ソール形状やソール幅の設計にあるという。

【写真】人気アイアンのソール接地面の幅を調査 ダフリに強いのは『ピン i240』『タイトT250』

アイアンの売れ筋ランキングを調べたところ、海外ブランド・国内メーカーがバランス良くランクインしていた。そこでギアコーチの筒康博氏に、それぞれのモデルの性能を分析してもらった。【アイアン売り上げランキング トップ10】1位 ダンロップ スリクソン ZXi52位 ピン G4403位 タイトリスト T2504位 ピン i2405位 ミズノ ミズノプロ M-156位 テーラーメイド P7907位 ミズノ ミズノプロ M-138位 テーラーメイド P8CB9位 ダンロップ スリクソン ZXi710位 ブリヂストン 258CBP※矢野経済研究所調べ(9月22日〜9月28日)最新アイアンのソールデザインを詳細にチェックしてみると、「ソール幅」が重心位置、「接地面の幅」が抜けの良し悪しに大きく影響していることが分かった。ソール幅が広いモデルは低重心化され、ボールが上がりやすい。一方、ソール幅が狭いモデルは高重心となり、スピンの効いた弾道を打ちやすい傾向がある。また、ミスに強いモデルを選びたい場合は「トゥ側の接地面の広さ」に注目。トゥが広いほどヘッドの直進性が高まり、ダフリにも強くなるという。以下に筒の試打評価とソール幅や接地面幅を紹介しているので、ピッタリモデルを選ぶ参考にしてほしい。【1位 ダンロップ スリクソン ZXi5】「中央付近の1点だけが接地する独自のV字ソールを採用。圧倒的に少ない接地で抜群の抜けの良さを実現している。また『ソール』を2面に分ける効果もあり、ダウンブローなら前側、レベルブローなら後ろの面がミスをカバーしてくれる」(筒)ソール幅 トゥ:22.7ミリ センター:22.7ミリ ヒール:16.7ミリ接地面幅 トゥ:ーー センター:ーー ヒール:ーー【3位 タイトリスト T250】「接地面の幅は広めでミスに強く、『ソール』に丸みがあるので抜けも良い。ヘッド内部にウェイトを内蔵している分、見た目より重心が低くく、やさしく高弾道ボールが打てるのも特徴。性能バランスが良く幅広いゴルファーに合う」(筒)ソール幅 トゥ:21.4ミリ センター:18.3ミリ ヒール:16.4ミリ接地面幅 トゥ:18.8ミリ センター:13.7ミリ ヒール:13.6ミリ【4位 ピン i240】「センターからトゥにかけて『ソール』を広めに設計することで、慣性モーメントを高めている。見た目以上にミスヒットに強く、曲がりの少ない真っすぐなボールが打ちやすいし、トップクラスに高い弾道でグリーンに止められる」(筒)ソール幅 トゥ:23.5ミリ センター:21.0ミリ ヒール:16.0ミリ接地面幅 トゥ:19.3ミリ センター:17.0ミリ ヒール:11.9ミリ【6位 テーラーメイド P790】「ヒールが広い分、アドレス時の座りが良く、ターゲットに構えやすい。接地面の幅はやや広めでミスヒットへの強さを出しながら、丸みを強くすることで抜けの良さも両立している。安定した高弾道キャリーが打ちやすいモデル」(筒)ソール幅 トゥ:21.7ミリ センター:20.4ミリ ヒール:17.8ミリ接地面幅 トゥ:17.8ミリ センター:14.3ミリ ヒール:12.2ミリ【8位 ミズノ ミズノプロ M13】「マッスルライクな見た目で接地面の幅は狭めの設計。ラフでもヘッドがスムーズに抜けて、ボールをコントロールできる。一方で、フェースの芯は広めでミスヒットに強く、芯を喰ったときは強い弾きで飛距離が出る」(筒)ソール幅 トゥ:21.9ミリ センター:20.2ミリ ヒール:16.4ミリ接地面幅 トゥ:16.0ミリ センター:9.8ミリ ヒール:11.5ミリ■解説 筒 康博つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで、豊富過ぎる知識を持つ通称“ ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている。◇ ◇ ◇人気アイアンシャフトを調査。関連記事『79mm前後に人気モデルが集中! 最新アイアンの性格は“ブレード長”で8割決まる【アイアン41モデル比較】』で詳細をチェックできる。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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