効率的なスイングで精度の高いドライバーショットを武器とする女子プロたち。彼女たちが実際に使用しているドライバーシャフトを調査し、それぞれのモデルの特長をレポートする。
【写真】『スピーダーNX ゴールド』『スピーダーNX バイオレット』『テンセイ プロ BLACK 1K コア』『ディアマナGT』など5点剛性を公開! シャフトのしなり方が分かる
◇ ◇ ◇女子プロのドライバーシャフトはタイプによって分かれるが、圧倒的に人気が高いのは中調子系タイプだ。河本結は『スピーダーNX バイオレット 50S』を採用。「シャフトがあまり動かないのがいい。『バイオレット』は先が動かないけど、つかまりがいいです」と評価する。山下美夢有は『スピーダーNX グリーン 40SR』を使用。中調子でややつかまりのあるモデルのため、フェアウェイウッドも含めすべて同モデルで揃えている。同じく中調子系で『スピーダーNX グリーン』の後継に当たる『スピーダーNX ゴールド 50S』を使うのは桑木志帆。「ゴールドは低スピンで強い球が出ますし、ネジれない球になるので風に強い」とコメント。『バイオレット』『グリーン』よりつかまりは控えめだが、先端が硬めでヘッドの加速感があるのが特徴だ。2022年発売モデルの中調子系の『ジ・アッタス V2 5S』を使用するのはショットメーカーである西郷真央と申ジエ(韓国)。クセのない中しなりで全体は硬くないが、先端剛性が高いためボールをしっかり押し込めるモデルだ。一方、フェードヒッターに人気が高いのが、手元側からしなる元調子系シャフト。原英莉花は中元調子の『ベンタスブルー 5S』を採用。「チーピンや左のミスが嫌」という理由で、先端剛性が高く叩けるこのモデルを今季から使用している。今季復活優勝を果たした櫻井心那は、中元調子の『ディアマナGT 60S』を今季から採用している。「右に滑る球がなくなり、叩けるのがいい」と高評価する。同じく2年ぶりに優勝した菅沼菜々は『テンセイ プロ BLACK 1K コア 50S』を採用。「先がビュンと走る感じは好きじゃない。左に巻くのが嫌なので、フェードヒッターの私にはこの元調子が合っていると思います。そのおかげで初速も伸びました」と語る。さらに、今季3勝を挙げた佐久間朱莉は元調子の『レジオフォーミュラ B+ S55』を使用。中間から先端剛性を高めつつ手元がしなるため、方向性を出しやすいという。一方、ドローヒッターに人気なのが先調子系タイプだ。安田祐香はドライバーに『アッタス KING 50S』を組み合わせる。「しなりすぎず、しっかりしていて走りすぎない。つかまるシャフトです」と評価する。スイングの特徴に合わせて最適なモデルを選ぶ女子プロたち。あなたに合うシャフトはどれだろうか?◇ ◇ ◇人気ドライバーシャフトを調査。関連記事【飛ばない原因はヘッドでなくシャフト? 最新ドライバーシャフト32本を徹底分類!】で詳細をチェックできる。
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