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アイアンシャフト選びは7番のキャリーと高さ! キャリー140Y以下なら軽量シャフト、140Y以上で高さが欲しいなら重量カーボン

アイアンのシャフトはカーボンかスチールかの選択肢もあり、重量の幅も70グラム台から130グラム台まであってドライバーより広い。どうやって選べばいいのか?

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◇ ◇ ◇スチールもあればカーボンもある――。その選び方に悩むゴルファーは多いだろう。そこで、クラブフィッターの吉川仁氏に、アイアンシャフト選びのポイントを聞いた。「アイアンをフィッティングする際は、まず7番アイアンのキャリーを確認します。キャリーが140ヤード以下の場合は、90グラム以下の軽量スチール、または80グラム以下の軽量カーボンが合います。キャリー140ヤード以下で100グラム以上のシャフトを使うと、しなりを活かせずに打球が上がらなくなってしまうんです。逆にキャリーが140?150ヤードを超えるタイプは、100グラム以上のスチールやカーボンシャフトも選択肢に入ります。次に見るのは弾道の高さ。同じ重量なら、カーボンのほうが打球が上がりやすく、飛距離性能も高いです。キャリーで150ヤード以上飛ばせる人でも、最高到達点をもう少し上げたいなら重量系のカーボンもおすすめ。最近はトップアマの中にもカーボンを好む人が増えています。一方で、挙動の安定性を重視して弾道を抑えたいならスチールがいいですね」(吉川氏)まずは自分のキャリーを基準に重量帯を絞り込み、そこから弾道特性に応じてカーボンかスチールを選んでみるとよいだろう。★試打リスト【軽量カーボン:50〜80g台、重量カーボン:100〜120g台】80グラム台以下の軽量カーボンシャフトになると、ヘッドスピードが上がって打ち出し角が大きくなるのでキャリーが伸びる。パワーヒッターでもアイアンで打球を上げたい人は重量スチールよりも重量カーボンの方が理想の弾道に近くなる。フジクラ:New MCIグラファイトデザイン:ラウネ三菱ケミカル:OT ironフジクラ:トラヴィルトゥルーテンパー:スチールファイバー プライベートリザーブUSTマミヤ:アッタス【軽量スチール:70〜90g台】80・90グラム台のスチールシャフトは一般的なアマチュアに最もマッチする重量帯。シャープな振り抜きで挙動が安定。日本シャフト:N.S.プロ750GH neo日本シャフト:N.S.プロ850GH neo【中軽量スチール:90〜100g台】100g台の中軽量スチールは、様々なタイプに合うロングセラータイプが合う。日本シャフト:N.S.プロ950GH neo日本シャフト:N.S.プロ950GH【重量スチール:100〜130g台】ドライバーのヘッドスピードが43m/s以上あり、アイアンでドロー・フェードを自在に打ち分けたい人は重量スチールがオススメ。トゥルーテンパー:AMT シルバートゥルーテンパー: ダイナミックゴールド105トゥルーテンパー :ダイナミックゴールド115 MID日本シャフト:N.S.プロ モーダス3 ツアー105日本シャフト:N.S.プロ モーダス3 ツアー110日本シャフト:N.S.プロ モーダス3 ツアー115日本シャフト:N.S.プロ モーダス3 ツアー120日本シャフト:N.S.プロ モーダス3 システム3 ツアー125日本シャフト:N.S.プロ モーダス3 ツアー130トゥルーテンパー:プロジェクトX REDトゥルーテンパー:プロジェクトX■解説 吉川 仁よしかわ・じん/大手シャフトメーカーでフィッターとして活躍後、独立して「4 plus FITTINGLABO」を主宰◇ ◇ ◇人気シャフトの傾向を調査。関連記事【飛ばない原因はヘッドでなくシャフト? 最新ドライバーシャフト32本を徹底分類!】では、その秘密をさらに詳しく解説しています。

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