先週はクラブ契約フリーの荒木優奈がPING『G440 LST』ドライバーで勝利したが、今季37戦中24戦を終えた国内女子ツアーの優勝1Wを数えると、PINGが最多の7勝。次点がスリクソンの5勝で、キャロウェイとテーラーメイド3勝ずつ、タイトリストとブリヂストン2勝ずつ、ミズノとヨネックスが1勝ずつとなっている。
【画像】クラブ契約フリー荒木優奈のウッド5本は、ぜ〜んぶPING!
モデル別の最多勝を見てみると、佐久間朱莉が3勝したPING『G430 MAX 10K』、スリクソン勢が3勝した『ZXi LS』、契約外含む3勝のテーラーメイド『Qi35 LS』とキャロウェイ『ELYTE???』が並んでいる。次点の2勝がPING『G440 LST』だ。 そして、今季と昨季で「ドライビングディスタンス」を比較できる選手のうち、今季の平均飛距離を伸ばした選手は64人中31人。その伸ばした上位選手がどんなドライバーかを見ると、契約外の選手が使う『G440』シリーズの存在が目立っていた。
まず、今季「+7.41yd」と最も伸ばしているPING契約の藤田かれん(247.72?255.13yd)は『G440 MAX』を使用。6番目に伸ばした「+4.94yd」の金田久美子(226.03?230.97yd)は契約外で『G440 LST』だ。「+4.29yd」の宮田成華(248.36?252.65yd)も契約外で『G440 LST』を使用し、「+3.59yd」の木戸愛(240.52?244.11yd)もこの夏、契約外で『G440 MAX』に変更している。
とはいえ、『G440』で伸ばした選手ばかりではない。誤差の範囲だが、契約外で『G440 LST』を使う蛭田みな美は「-0.38yd」、同じく夏前に契約外で『G440 MAX』に替えた藤田さいきは「-0.92yd」(248.64?247.72yd)となっている。
また、PING契約の鈴木愛は『G440 LST』を使用して「-3.27yd」(242.55?239.28yd)。そして、昨年はテーラーメイド『Qi10』で今季夏前から『G440 MAX』に変更した契約外の岡山絵里は「-5.03yd」(245.16y?240.13yd)だ。 今作『G440』シリーズから低重心化で飛びも増したためか、契約外使用も増える一方に見えるPINGのドライバー。このまま最多勝の座をキープできるか。 【今季24戦の優勝1Wブランド】PING/7勝(佐久間朱莉3、工藤遥加、高野愛姫、鈴木愛、荒木優奈)スリクソン/5勝(安田祐香、菅沼菜々、入谷優、内田ことこ、小祝さくら)キャロウェイ/3勝(神谷そら、河本結、柏原明日架)テーラーメイド/3勝(穴井詩、高橋彩華、永峰咲希)ブリヂストン/2勝(吉田優利、渡邉彩香)タイトリスト/2勝(申ジエ、櫻井心那)ヨネックス/1勝(岩井千怜)ミズノ/1勝(稲垣那奈子)
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