高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。
◇みなさん、こんにちは! 先月24日までカンザス州で行われた「ドリーム・ファーストバンク・チャリティクラシック」を終え、(先週26日に)日本に帰国しました! ツアーは2週間のオープンウィーク。それを利用し、2日からはプロテスト(第2次予選、茨城・静ヒルズCC)に臨みます。前回は7月頭のプロテストを受けるために日本に帰ってきたので、およそ2カ月ぶりの帰国です。そんなに間は空いてないのですが、アメリカでの帰国直前2試合の移動がかなりきつくて…日本に帰れてよかったな、とホッとしています。特にカンザス州はとても“牧歌的”な場所で、泊まった家が牧場のなかにあったんです。庭には牛が40頭ほどいるという状況で、大自然を堪能させていただきました(笑)。試合は3試合連続で予選を通過でき、調子が上がってきた感覚もあります。今年は安定して決勝に行く期間がなかったので、そこは素直にいい要素だと前を向くことができます。ただカンザス州の試合ではホールインワンを達成したのに、最終ホールにダブルボギーを打って、そのよろこびに自分で水を差してしまったのは、ホント残念でした…。それでも課題を得ることができたと思うようにします!日本に帰ると、やっぱり母の手料理が美味しく、しかもものすごい量を作ってくれるので、順調に体重を増やしております(笑)。家族で外食もしたり、いい時間を過ごさせてもらいました。ただ、すぐにテストということもあり、あまりのんびりはできず、(先週の)金曜日には日帰りで静ヒルズを回り、日曜日には再び現地に入ってます。それでも、ここまできたら何かを大きく変えるということはできないですし、きっちり体調を整えて臨めれば、という心境です。日本は湿気が高く、冷房をつけて寝るとどうしてもダルさが…。特に朝、夕と涼しい地域から来たので、そのあたりも慣れないといけません。またアメリカの芝でやっているので、日本だとその感覚も変わります。ラフの抜け具合など、しっかりと確認していきたいです。5日(金)にテストを終えると、再び日曜日にはアメリカに渡り、すぐに12日からの試合(アラバマ州、ガーディアン選手権)に出場します。ツアーも残り3試合になりますが、ここは安心して過ごせる理由があります。母が試合についてきてくれるんです! いつも渡米する時はどうしても“一瞬”寂しさも感じてしまうのですが、今回はそれがありません。一緒に家を借りて過ごす生活が楽しみです。しかもその1試合目ではキャディもやってもらえます(笑)。私にとって、とても心強い援軍です。さぁ、ここからテスト、ツアー終盤戦と“正念場”です。みなさんの応援も大きな力に、精いっぱい1試合1試合に向き合っていきます!
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