「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に出場して、初日2アンダーの28位タイにつけた川崎春花。彼女がいつも練習で使用するアイアンの番手があるという。その内容をレポートしたい。
川崎使用アイアンは2018年に発売された飛距離が出る軟鉄鍛造アイアン『Mizuno Pro 719』を使用。今では生産中止のモデルである。「これはちょっと大きめでやさしいから好きですね。構えたときに難しさがないのが気に入っています。弾く感じがなく、フェースに乗っている感じ。ボールに当たったときにしっかりコンタクトしているのを感じて、打ちやすいです」(川崎)高いショット精度を誇る川崎が最も練習するクラブは9番アイアンだと語る。「高校時代にショートコースに行くときにショートバックに何本かクラブを入れてプレーしていたんですが、基本のショットは全部9番でやっていて、なんとなくそれがベースになって今に至ります。だから、今は9番でスイングの練習をすることが多いですね。9番ではボール位置を真ん中にして打ちますが、いつもきちんと確認しながら打っていますね」(川崎)。やや短くてボールがつかまりやすい9番は、いいスイングができれば自然にドローボールが出やすい番手。彼女の9番の打痕を見ると、真ん中にしか集まっていないことに驚かされる。以前は、9番でスリークォーターショットを打って、狙ったラインにショットが打ち出せているかどうかを練習で確認していた川崎。やはり、ショートアイアンでのショット練習が現在でも基本になっているようだ。「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でもそのショット力で今季初優勝を手繰り寄せられるかに注目したい。◇ ◇ ◇人気アイアンの傾向を調査。関連記事【最新アイアン39モデルを診断 売れ筋は“ちょいやさしい軟鉄”の『セミアスリートタイプ』!】では、その秘密をさらに詳しく解説しています。
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