<スタンダード・ポートランドクラシック 事前情報◇13日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6497ヤード・パー72>「AIG女子オープン」(全英)を4位で終えた竹田麗央は、1週間のオープンウィークを米カリフォルニア州ロサンゼルスで過ごした。メジャーリーグのドジャース戦を観戦し、「大谷翔平選手のホームランを見られたので、もうめっちゃ楽しかったです」。今大会を中継するWOWOWのインタビューから、その興奮が伝わってくる。
「全米女子オープン」2位、全英4位など、今季の海外メジャー5試合いずれも予選を通過した。メジャー制覇の快挙は来年以降に持ち越しとなったが、「(全英では)すごく強い風のなかで、いいプレーもあったり、悪いショットもあったり、いろんな経験ができた」と振り返る。今季はすでに1勝を挙げており、現在のポイントランキングは日本勢最上位の3位。「メジャーは終わってしまったけれど、アメリカでの試合や、10月のアジアシリーズに向けて頑張りたい」と気を引き締める。オープンウィークはあまりクラブを握らず、いまの調子は「ぼちぼち」。例年、優勝スコアがトータル20アンダーを超える伸ばし合いの今大会では、短いパー5がチャンスホールになる。「いくつかあるので、しっかりそこでバーディが獲れたら流れもついてくるかな」。今季ここまでのパー5平均スコアは「4.58」で2位。飛ばしと正確性を兼ね備えたショット力を、今週も発揮したい。「グリーンが柔らかくて、ウェッジで(スピンで)戻ったりもする。スピードはある気がするので、その辺りを注意して回れたら。今週も自分のベストを尽くして頑張ります!」。“止まって速い”グリーンに警戒しながら、開幕に向けて備えていく。以下はそのほかの日本勢コメント。■岩井明愛「(オフは)ゆっくりできました。一番は友達と会えたことです。感覚は悪くないですね。ピンまでちゃんと打てて、パターもアグレッシブな選手が上位に行くんじゃないかなと思います。今年の目標は優勝。まだチャンスはあると思っているので、気を抜かず、1試合1試合ベストを尽くして頑張りたいです」■岩井千怜「日本ではトレーニングをしたり、友達とご飯を食べたりしました。朝がめちゃくちゃ気持ちいいです。空気がすごくキレイで、コースを回っていてすっごく気持ち良かったです。調子は少し悪いです。でも、そういう状況を楽しんでいます。いいスイングを探している最中なので、いいショットを打てるといいなという期待を込めて、楽しみながら頑張りたいと思います」■勝みなみ「日本ではいろんな人と会ったり、ごはんに行ったり、自分のメンテナンスに行ったりしました。時差ボケは少し感じます。1週間ゴルフをしていなかったので、クラブを振れていない感じ。全英でいいプレーをしてシードも決まったし、アジアも(最終戦の)CMEにも出られそう。あとは優勝を狙ってガンガンいくだけなので、そこだけを目指して頑張りたい」■笹生優花「(オフは)ゆっくりしていました。コースは難しく考える必要はないかなと思います。もちろんいいショットは打ちたいですけど、トリッキーすぎてややこしいホールはあまりないので。やることをしっかりやって、頑張りたいと思います」■渋野日向子「日本に帰ってゆっくりしました。そんなに外には出ず、こもっていました。(調子は)試合になってどうかなあ、という感じです。そんなに悪くはないと思いたいです。ショットが(柔らかいグリーンで)止まる分、しっかり狙っていきたいし、パッティングが入ってくれれば。シードがなかなか怪しいところなので、しっかりポイントを稼げるように、上位を目指して。ここから予選落ちをなるべくしないように頑張ります」■吉田優利「(日本では)暑いからインドアで練習していました。球筋と数字を見つつ、自分の感覚とすり合わせをしたり、いろいろチェックで来た1週間でした。アジアシリーズに出たいので、そこに向けて少しでも上に行けたらいいなと思っています。アメリカもひさしぶりな感じがして、天気もコースも良くて、自分のゴルフも良くなってきていて、全部が上向き。準備はしっかりしたので、休んで、あす(初日)に向けてまた準備をしたいです」■馬場咲希「今週はスピン量を増やすため、新しいウェッジに替えました。(オフは)その距離感の練習をしたり、ショットの練習を多めにやりました。最初にラウンドした時よりもグリーンが硬くなっていて、まだ合っていない感じがあるので、あす(初日)からは合わせられるようにしたい。目標はあるけれど、それを意識しすぎると試合に集中できないことがこれまであった。意識しすぎずに、今週の課題に向き合ってできれば一番いいなと思っています」■西村優菜「(1カ月半ぶりのツアー復帰で)楽しみが大きい。リフレッシュもできたし、たくさん練習もできたので、戻ってこられてうれしいです。日本の試合ではコーチに担いでもらって、ゴルフ場での動きや気持ちの持っていき方とか、たくさん話せた。ゴルフのレベルはひとつ上がったんじゃないかなと思います。ここから大事な試合は続くけれど、自分のゴルフをコースで出せるように頑張りたい。とにかく楽しみながらできたらいいかなと思います」
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