様々なタイプのウェッジが発売され、さらに多彩なソール形状がラインナップされている現在、ウェッジ選びはますます難しくなっている。そこで今回は、自分に合ったモデルを見つけやすくするために、フェースの開きやすさ別にモデルを分類してみた。
【最新ウェッジ40本診断】山下美夢有の『RTZ』のLOWソールはをフェースを開いて打つのが正解
アプローチでテクニックを活かせるかどうかは、フェースの開きやすさに大きく左右される。ギアに詳しいプロ・追分浩一に解説してもらった。「球の高さや距離を打ち分けたり、スピンでボールを止めるには、フェースを開く必要があります。その開きやすさは、バンス角とソール幅のバランスで決まります。より操作性を求める人には、ローバンスで幅狭ソールの『タイプA』(マニュアル)が向いています。操作性に加えてある程度のやさしさも欲しい人は、バンス角控えめでソール幅が普通?やや狭めの『タイプB』(万能)がおすすめです。逆に、テクニックを使わず常にスクエアに構える人は、ダフリやザックリを防ぎやすいハイバンス&幅広ソールの『タイプD』(オートマ)が合います。基本はスクエアだが、状況に応じてフェースを開くこともある人には、適度なバンス角とソール幅を備えた『タイプC』(セミオートマ)が最適でしょう」今回は、この4タイプについて、追分がフェースの開き度合いの異なる打ち方で試打。ソール形状ごとの特徴を整理したので、ウェッジ選びの参考にしてほしい。試打リスト★タイプA(マニュアル)常にフェースの開き具合で距離を打ち分けたり、大きく開いて球の高さとスピンでボールを止めたい上級者向き。スクエアに構えてダウンブローに打つと刃が刺さりやすいが、どれだけ開いてもソールが抜ける。キャロウェイ:OPUS Tグラインドクリーブランド:RTZ LOWフォーティーン:FRZ Tソールタイトリスト:ボーケイ SM10 Tグラインド★タイプB(万能)基本的にはフェースを開いて打っていて、できるだけミスを防ぎたい中・上級者向き。フェースを開ける幅は『Aタイプ』より狭めだが、ある程度スクエアに構えてダウンブローに打っても刃が刺さりにくい。キャロウェイ:OPUS Cグラインドクリーブランド:RTZ ADAPTコブラ:KING Vグラインドコブラ:KING Aグラインドフォーティーン:FRZ Sソールフォーティーン:FRZ Hソールキャスコ:ドルフィン DW-125Gタイトリスト:ボーケイ SM10 Sグラインドタイトリスト:ボーケイ SM10 Mグラインドテーラーメイド:MG4 LB★タイプC(セミオートマ)基本的にはスクエアに構えて打っていて、状況によって少しフェースを開いたり入射角を調整できるセミオートマタイプ。ミスを抑えてシンプルにプレーしたい中・上級者や、これから上達を目指す初級者向き。キャロウェイ:OPUS Sグラインドクリーブランド:RTZ MIDコブラ:KING Dグラインドコブラ:KING Wグラインドミズノ:Mizuno Pro T-1ミズノ:Mizuno Pro T-3ブリヂストンゴルフ:BITING SPINロイヤルコレクション:BB PLUSタイトリスト:ボーケイ SM10 Kグラインド ローバウンスタイトリスト:ボーケイ SM10 Dグラインドテーラーメイド:MG4 SB★タイプD(オートマ)常にスクエアに構えてダウンブローに打つオートマタイプで、アプローチでダフリやザックリのミスが出やすい初・中級者向き。ピッチ&ランが打ちやく、ヘッドをボールの手前に落とすだけでボールを運べる。キャロウェイ:OPUS Wグラインドクリーブランド:RTZ FULLフォーティーン:FR-5プロギア:PRGR 0ピン:BunkRタイトリスト:ボーケイ SM10 Fグラインドテーラーメイド:MG4 HB■試打・解説:追分浩一おいわけ・こういち/ショートゲームの理論に精通するティーチングプロ。スイングとクラブのマッチングをもとにしたフィッティングに力を入れている◇ ◇ ◇人気アイアンの傾向を調査。関連記事【最新アイアン39モデルを診断 売れ筋は“ちょいやさしい軟鉄”の『セミアスリートタイプ』!】では、その秘密をさらに詳しく解説しています。
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