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米女子下部ツアーは残り5試合…原英莉花は“昇格圏内”で終盤戦へ 目指すべきポイントランク10位以内は大混戦

山下美夢有が制した「AIG女子オープン」(全英女子)で今季のメジャー大会を終えた米国女子ツアーは、今週のオープンウィークを挟み、ここから後半戦に入っていく。そして、そんなトップカテゴリーへの昇格をかけて争われている下部ツアー、エプソン・ツアーは、ここからラストスパートともいえるタイミングに差し掛かる。

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米女子ツアーと同じく、下部ツアーも今週はオープンウィーク。来週15日(金)から始まる「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」(オレゴン州)で、残り5試合になる。現在のポイントランキングは、原英莉花が1248.985ptで6位につける。シーズン最終戦の「エプソン・ツアー選手権」(10月2〜5日、カリフォルニア州)終了後の上位15名がトップカテゴリーに昇格できるため、現時点では、しっかりと“圏内”でプレーしている状況だ。優勝こそないものの、ここまで14試合に出場し2度の2位を含むトップ10入り7度という安定飛行が続いている。なおランキング15位以内といっても、1〜10位までは来季の『カテゴリー9』入りを果たす一方で、11〜15位は『カテゴリー16』という枠に入ることになる。おおまかに言うと、カテゴリー9であれば、来年の第1回リシャッフルまでほとんどの試合に出場できる立ち位置になるが、カテゴリー16だとあまり多くの出場は期待できない。同じ昇格組でも大きな格差があるため、なんとしてもトップ10でシーズンを終えるのが、目標になる。ちなみに原と現在10位の選手との差はわずか“59.773pt”。エプソン・ツアーで得られるポイントは通常大会が優勝で500pt、2位で320pt、3位で230pt…、最終戦が優勝で650pt、2位が416pt、3位で299pt…という配分で、まだ決して安全圏とはいえないため、ここからもしっかりとポイントを稼いでいきたい。他の日本勢は、伊藤二花が68位(190.201pt)、長野未祈が72位(176.888pt)、谷田侑里香が92位(107.856pt)、山口すず夏が111位(77pt)という状況。現在、15位の選手は638.543ptなので、まずはここを目指し上位争いに食い込みたい。ひとりでも多くの選手を、来年の米国女子ツアーで見たいところだ。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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