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山下美夢有、スリクソンの最新モデル中心のセッティングで全英制覇「1WでFWキープできた」【勝者のギア】

<AIG女子オープン 最終日◇3日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>  小さな巨人・山下美夢有が全英制覇を成し遂げた。今季から米国女子ツアーを主戦場に移し、ルーキーイヤーでの快挙に、契約する住友ゴム工業もSNSで本人の喜びの声を投稿。強風の中でカギとなったクラブについて、昨年末のQシリーズから投入した『ZXi』ドライバーの出来を挙げている。

【写真】山下美夢有が信頼するドライバーは顔もかっこいい!

「AIG全英女子オープンで優勝することができました。たくさんの応援ありがとうございます!今回はすごい風が強かったんですけど、スリクソンの(ZXi)ドライバーで安定したフェアウェイキープをして優勝することができたと思います」そのヘッドに合わせているシャフトは、フジクラの『スピーダーNXグリーン40SR』。同社の担当者が、山下の“好み”を明かす。「気に入ったモデルを長く使う選手で、発売当初からグリーンを愛用してくれています。ただ今年のシーズン開始時からスペックは50SRから40SRに変更しました。海外で戦う上で、球の高さなど自分が目指す理想の弾道を打つために絶えず試行錯誤している印象です」。安定感の秘密は、こういう部分にも隠されている。 また既報の通り、ツアー担当者が「スリクソンのボールは風に強いという観点で見てほしい」と話したように、優勝の山下の他にも『Z-STAR?』の勝みなみが2位タイ、『Z-STAR』の竹田麗央が4位タイに入った。そこも、特にリンクスでは大きな強みになったようだ。 山下の今大会の平均飛距離は217.0ヤード、FWキープは39回/56ホール(69.64%)だったが、パーオンは56回/72ホール(77.77%)と優れたショット力を披露している。今季の開幕から7番アイアン以下を『ZXi7』に、ウェッジは今季途中から『RTZ』のノーメッキタイプに変更している。 テーラーメイド製のパター『スパイダーツアーX』は、「ダウ選手権」の週に出来上がったものを受け取って、その週の3日目から実戦投入したもの。なお同型のクランクネック・マレットでは、世界一のスコッティ・シェフラーが「全米プロ」と「全英オープン」で今季メジャー2勝を挙げている。 また、山下は最近の大会では7Wを入れることも多いが、今大会は風の強いリンクスコースのため、4Uに変更したことも「小さいころからの夢」の実現のために奏功した。 【山下美夢有の全英制覇セッティング】1W:スリクソン ZXi(9°スピーダーNXグリーン40SR)3,5W:スリクソン ZX Mk II(15,18°スピーダーNXグリーン50SR)4,5U:スリクソン ZX Mk II(22,25°ベンタスブルー7S)6I:スリクソン ZXi5(DG85 R300)7I〜PW:スリクソン Zxi7(DG85 R300)48,52,58°:クリーブランド RTZ(48°〃 、他DG95 R300)PT:テーラーメイド Spider Tour XBALL:スリクソン Z-STAR XV

<ゴルフ情報ALBA Net>

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