「AIG女子オープン」(全英)に出場している山下美夢有と竹田麗央。2日目を終えて、山下はトータル11アンダーで首位、竹田はトータル8アンダーで2位につけている。そんな2人が使用しているアイアンは、実は同じ軟鉄モデル。その詳細をレポートする。
【写真】『スリクソン ZXi7』アイアンのソールは山型! ヒール部分が削られていた!
◇ ◇ ◇山下は7I?PWに『スリクソン ZXi7』を採用し、シャフトは『DG85 R300』を使用。一方、竹田は6I?PWで同じく『スリクソン ZXi7』に『N.S.PRO モーダス3 ツアー120S』を組み合わせている。このモデルは軟鉄鍛造で仕上げられ、特に8I?PWには炭素含有量が少なく非常に柔らかい軟鉄素材『S15C』を採用している。従来は打撃負荷の懸念から採用が難しいとされてきた素材だが、独自設計によって最高の打感を実現しているという。山下がこのアイアンを選んだ理由は「スピン量とコントロールのしやすさが良かった」とのこと。ソール幅が狭く、洋芝でもしっかり対応できる点も大きな魅力だろう。竹田も「打感が柔らかくてとても良いです。振りやすく、スピンコントロールもしやすい」とコメント。タテ距離が合いやすい点を評価しているようだ。『スリクソン ZXi7』がプロから高く評価されている理由のひとつが、独自の山型ソールだ。「ソールの抜けが非常に良いんです。さらに、ヒール部分を削った形状も特徴的で、ソールが地面に接する面積を減らしています。これにより傾斜地でも抜けが良くなり、球をとらえやすくなります。トゥ側も微妙に削られており、細やかな設計がされています」(ダンロップスポーツ ツアー担当)メジャー制覇を狙う2人のセカンドショットを支える軟鉄アイアン。その性能を一度体感してみたいものだ。◇ ◇ ◇人気アイアンの傾向を調査! 関連記事:【最新アイアン39モデルを診断 売れ筋は“ちょいやさしい軟鉄”の『セミアスリートタイプ』!】をチェック!
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