いよいよ今週22日(木)から、今季最後の海外女子メジャー「AIG女子オープン」(全英女子)が開催される。初のウェールズ開催となり、どういった試合展開を見せるのか注目が集まる今大会に、日本勢は17人がエントリー。では、いったい“誰がどんな資格で出場するの?”。それを開幕前におさらいしておこう!
全英といえば、やはり2019年大会覇者の渋野日向子。今年も『歴代優勝者』として出場する。先週の全英前哨戦では、5試合ぶりに決勝ラウンドに進出し、トータル1オーバー・50位タイで4日間を完走した。全英は、直近2大会では予選落ちが続いているが、今年の「全米女子オープン」では優勝争いを演じるなど、メジャーで見せる“強さ”は健在。やはり活躍を期待せずにはいられない。米国ツアー組では、昨年の「全米女子オープン」でメジャー2勝目を挙げた笹生優花、昨年の「アムンディ・エビアン選手権」優勝の古江彩佳、そして今季メジャー初戦「シェブロン選手権」を制した西郷真央が、いずれもメジャーチャンピオンとして出場権を得ている。さらに、今季優勝を飾った竹田麗央と岩井千怜をはじめ、畑岡奈紗、勝みなみ、吉田優利、岩井明愛、馬場咲希、山下美夢有も出場する。日本ツアー組からは5人がエントリー。今季3勝を挙げ、メルセデス・ランキング(MR)で首位を走る佐久間朱莉を筆頭に、「宮里藍 サントリーレディス」で優勝した高橋彩華と、2位の岡山絵里が同大会の“上位2名枠”で出場。さらに、6月15日時点のMR上位枠で神谷そらが出場権を得ている。そして、桑木志帆は繰り上がりで出場権が巡ってきた。今季は自身初の海外メジャー「全米女子オープン」および「KPMG全米女子プロ選手権」にも出場しており、結果はそれぞれ56位と、予選落ち。もちろん今回の全英が初挑戦となり、世界の大舞台へと着実に足を踏み入れている。なお、先週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」の第2ラウンド前半終了時点で、手首の痛みにより棄権した小祝さくらは、全英の欠場も発表している。さらに、繰り上がりで出場権を得ていた河本結と鈴木愛も、出場を見送っている。今季の日本勢は、「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」までの全試合で毎回誰かがトップ10入りを果たすなど、その活躍が顕著だ。西郷がメジャー初制覇を達成し、全米女子オープンでも竹田、渋野、西郷が優勝争いを繰り広げた。メジャー最終戦でも、日本勢の活躍に期待がかかる。【AIG女子オープンの出場権を持つ日本選手】渋野日向子(歴代優勝者)西郷真央(過去5年間のシェブロン選手権優勝者など)古江彩佳(過去5年間のエビアン選手権優勝者など)笹生優花(過去5年間の全米女子オープン優勝者など)畑岡奈紗(24年CMEランク上位35名など)岩井明愛(昨年大会10位以内)岩井千怜(今季米ツアー優勝者)竹田麗央(今季米ツアー優勝者など)高橋彩華(サントリーレディス上位2名)岡山絵里(サントリーレディス上位2名)佐久間朱莉(6月15日時点のメルセデス・ランキング上位2名)神谷そら(6月15日時点のメルセデス・ランキング上位2名)勝みなみ(7月7日の時点のCMEランクなどで、出場資格を持たない上位25名)吉田優利(〃)馬場咲希(〃)山下美夢有(6月30日時点の世界ランキング上位50名)桑木志帆(世界ランキングでの繰り上げ)
<ゴルフ情報ALBA Net>